2016年12月31日土曜日

今年も終わり

 激動の年だった2016年も終わりますね。

 さて、センゴク権兵衛の今回と前回の感想を簡単に。


 島津家久にスポットを当てた過去編が始まりました。毛利以来恒例ですね。

 三州統一を果たした島津家。義久、(後の)義弘、歳久は今後を協議します。
 結果、九州統一を狙い、大義名分を得るため織田と会見する事に決まります。
 その使いに選ばれたのが家久です。

 彼らの祖父は、彼らが幼い頃にそれぞれ子犬を与え。その後に子犬を殺してどう出るかによって性格を見ていました。それにより家久は何処か恐ろしさを秘めていると祖父は判断していた。

 明るい家久。そんな彼と上洛に付き合おうと多くの供が集まります。
 彼らと共に珍道中。行く先々で宴会しつつ歩を進めます。
 そんな中、関所に止められます。中では役人が女性隅から隅まで調べていました。明らかに必要以上に。それに家久は切れかけました。しかしお供が先に役人に殴り掛かる事により、何事もなく、通過するのであった。


 途中、厳島によります。そこで家久は脳内で元就と戦い、破れ悔しがるのでした。
 
 また、ある時えびす屋と言う宿屋に泊まる時。神様と同じ名前だ、と言い畏まる、そんな敬虔な姿も見せるのだった。


 そんなこんなで漸く上洛。歌人紹巴に会うのだった。
 家久に会った紹巴は、彼は多くを見える者。と言い、信長や秀吉と同じと評価した。
 無論、家久は謙遜、否定する。

 さて、紹巴の弟子の家に泊まった翌朝。帰陣する信長の軍と相まみえる。多くの見物人と共に信長を見る家久。連戦からか、馬上で眠る信長。それを見、またも脳内で戦をする家久。元就に続き破れてしまうのであった。


 アオリで書いてたけど、長篠前なんですね。本能寺以来の信長見られて嬉しいです。
 島津は家久中心に描くみたいですね。まぁ、権兵衛と因縁深いの彼だからそうなるかな。

 さてこの上洛の話、何処まで続くのかな?
 以前、家久の上洛で権兵衛と会わすのでは、みたいな予測が有ったけど、そうなるのかな。
 それにしても、センゴクの物語も終わりが見えてきた感がありますね。来年何処まで進むか楽しみです。

2016年12月4日日曜日

東か西か

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想。


 父に呼び出された田宮四郎。そこで、兄が蜂須賀家政に対抗する一揆に加わった事を告げられた。
 兄は弟に嫉妬したが、憎しみを向ける事を良しとせず、家政に矛先を向けたのだと父は言う。そして、四郎に家督を継がせると。

 結局、一揆は鎮圧された。兄の命は助けられなかったが、権兵衛の尽力もあり田宮家は讃岐で阿波の本貫と同等の地を得る事となる。
 自らの家督相続を引き合いにして四郎に告げる権兵衛。それに感じ入った四郎は家の者達にそれを伝えようと決意するのだった。


 長宗我部を下した秀吉は続いて北国で反旗を翻していた佐々を降伏させる。
 そんな秀吉の次の目標は、西の島津、もしくは東の徳川だった。


 そんな中、秀吉の奉行衆に新たな者が加わっていた。元丹羽家家臣、長束正家である。
 丹羽家を減封した際に、反論し、不正の無さを証明した算術に秀でた者だ。これを得て秀吉は唐にでも攻め入れると大言した。


 千宗易から様々な異国の物品を買う秀吉。そこで大友宗麟が骨喰の刀を持っていると聞く。秀吉は直ぐ様、それを買うと言った。しかし、予想し反して宗麟はタダで秀吉に献上するのだった。無論そこには、大友が争っている島津が関係していた。
 堺の商人達は、島津征伐を望んでいるのだ。

 奉行衆ら首脳陣と今後の方針を話し合う秀吉。東の徳川か、西の島津か。同時侵攻は兵糧、将、兵の問題から無理であると最初に否定される。

 東の徳川は、味方に引き入れた真田昌幸の奮迅により徳川及び同盟国の北条が辛酸を嘗めている。当然上杉も動かす事が出来る。

 一方西の島津は、大友、龍造寺に勝ち、日の出の勢いである。その上、同じ九州の者でさえ島津については口を噤んでしまう。

 得体の知れない島津、既に知ったる徳川。秀吉は徳川との対決を選ぶ。
 そして、その間島津を探るように権兵衛に下知する。


 徳川征伐に決まった。しかし歴史はそうはならなかった。
 九州征伐編、開帳。


 
 遂に始まった九州戦。一体この後どう対徳川から対島津になるのか楽しみです。
 真田丸では地震が切っ掛けでしたっけ?兎に角楽しみですね。

 後、清須会議で名前だけ出た長束も登場ですか。奉行衆も出揃って来ましたね。ホント関が原もやって欲しいですよ。

2016年11月20日日曜日

讃岐の大名

 今週と先週のセンゴク権兵衛の感想です。


 長宗我部家は秀吉に降伏する事となった。
 谷忠兵衛は主君の夢を奪った、として切腹するつもりだった。しかし元親は言う。
 土佐一国から再び信親が立ち上がる、それを見て自らの楽しみとすると。
 それを聞き忠兵衛は切腹を止めるのであった。

 
 土佐一国を安堵された元親。残りの四国の領土を秀吉は仕分けする。
 仙石権兵衛秀久は、先に四国に入り元親の四国統一を邪魔した。それが今回の勝因の一つだ、と秀吉は考えた。しかし、三成や吉継は引田では大敗したと言い、減俸するが妥当だと。その二人の言葉を聞きその場にいた小六にも聞く。小六は常に前に出るから、現場の人間には励みになると言う。
 秀吉はそれを聞き、戦があるうちは前に出る奴を評価せねばならん。それに借金は武功で返せとも言った。そう結論を付け、彼に讃岐十万石を与えた。
 そして阿波一国を小六に与えようとした。しかし、小六は息子に与えて欲しいと願い出た。自分は半分隠居の身となり秀吉の側近くで仕えると。
 秀吉はこれに了承するも内心、小六も前に出なくなったと嘆くのであった。


 伊予は小早川隆景に与えられた。そして三好三郎は十河城を与えられ、名を十河存保に改名する。また森村吉は仙石の名を与えられて、仙石家臣となる。


 後日、元親から届いた書状にはきちんと闕字が用いられていたのだった。


 
 讃岐領有した権兵衛は宇田津に近い聖通寺城を本拠とした。そこに奥方の藤や家臣の萩原孫太郎や仙石左近と共に船で急行していた。全ては権兵衛が浪費しないよにだ。

 そして再開した仙石一家。取り敢えずお金の使い道と讃岐領有の祝いの宴をする事に。
 軍事の増強や、町づくりをしたくても技術者がいないという問題が出たりもしたが、結局酒に呑まれてグダグダになってしまった。
 そこに娘の葛が注意しに入ってくる。ついでに金毘羅さんに寄付したらと提案する。逐電した者に戻って欲しいのでは、と誂う者もいたが、村吉は名案だと言う。曰く、長宗我部元親も最初は寄付をしたと。寺社は当然町を持ち、経済活動の拠点である。その上、周辺の人達にも顔が利く。これは名案とばかりに使い道が決まるのだった。


 そんな喧騒から離れていた田宮四郎。その元に書状が届く。それは父から一番上の兄が戦死したとの知らせであった。そして、家督相続の為の呼び出しでもあった。



 と言うわけで、四国征伐終了と、讃岐にいった仙石家ですね。
 相も変わらず仙石家は騒々しいですね。それと四郎はどうなるのやら。

 小六はこれで引退、と。秀吉は前に出るのが~と言ってたけど、寧ろ時代の変化からって気がします。直前に秀吉がいった「戦があるうちは」って発言で。このセリフ怖さもありますからね。権兵衛改易の伏線にもなりそうだし。

 九州征伐はもう少し後になりそうですが、楽しみにしつつ待ちましょうね。

2016年11月6日日曜日

決着

 先週と先々週のセンゴク権兵衛の感想です。


 羽柴軍は徹底的に元親との決戦を避け、支城を虱潰しにする戦法を取る。
 一方、伊予方面でも毛利軍が侵攻を進めていた。

 順調に進む征伐。しかし、三好三郎はそれに不満を持っていた。
 それは、彼が元親との決戦を望んでいたからである。三郎と一緒にいる権兵衛もその気持ちは理解できた。
 そんな中考える、今回の戦を。長宗我部家の台所を支えていた木材、その売り先は畿内である羽柴家。前回の紀州でも木材が絡んでいた。
 そう、木材を抑える為今回の戦があるのでは、権兵衛はそう考えるのだった。


 一方の長宗我部家では軍議が開かれる。そう降伏か抗戦かの軍議である。
 香宗我部親泰達重臣は降伏を説く。しかし、信親は徹底抗戦を主張する。
 親泰達は、信親の心情を理解しつつも、降伏すべしと言う。だが信親は譲らない。

 そこで、元親が口を開く。今回の戦では幾つかの城を見捨てると言う戦法を取ったし、取らざるを得なかった。そしてその事で民衆の心が長宗我部から離れてしまった。これでは徹底抗戦した所で、領国の回復は難しいと。

 そして、関兵衛の離反が元親の指示だったと告げる。


 全てを知った信親は降伏を受け入れるのだった。



 これで決着……かな?
 信親はここで完全燃焼出来なかった分、戸次川で発散するって感じになりそう。そう考えると三郎も……。

 これで四国編完了だと、その時はもうすぐそこなのか。なにかワクワクしてきますね。

2016年10月16日日曜日

位人臣

 クライマックスシリーズおもしろいですね(白目)

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想。


 秀吉の昇進と共に、玉突き人事が起こり誰が関白になるか争いとなった。
 そこで、いっその事秀吉が関白になれば、という話が出てきたのだった。

 秀吉は、名実共に天下人になれると、これを受け入れる。
 しかし、朝廷に取り込まれる危惧もあった。

 だが、戦国の世を渡り歩いた秀吉を朝廷は丸め込める事はできなかった。
 また、秀吉の能吏達は有職故実を学び、前代未聞の武家関白制を創り上げるのだった。


 そんな、関白の名の下に元親に停戦命令が出される。しかし、かって摂関家の流れを組む一条を滅ぼした元親はこれに従わなかった。

 家臣たちを返した後、元親は信親に言う。引田で仙石三好を討ち漏らした事が失敗だったと。故に、今、苦境に立たされている、と。


 小一郎等は兵を二手に分ける策を考えた。本隊はこのまま白地城に向かい、もう一隊は海を超えて海部を攻撃する。そう中入り作戦だ。
 しかし、これに権兵衛、小西が異を唱える。曰く、海部は商船の集積地であり、腕のいい船乗りが揃っていると。
 そう、ここが長宗我部にとって重要な商業拠点であったのだ。

 小一郎たちは再び策を練り直す。その中で、官兵衛は敵が中入り策に誘導しれるのでは、と疑念を持つ。長久手の戦いの様に、四国の山中を長躯して海部に本隊が現れるのではと。
 土佐の兵なら遣りかねない、そう諸将は判断し中入り策を取り止め、白地城攻めに全力を尽くす事にした。


 元親の絵図は崩れた。東条関兵衛を態と寝返らせたにも関わらずに。
 そして、何も知らぬ信親は、一人浦戸に戻った東条の元に向かった。裏切った真意を訊く信親。しかし、東条は何も語らない。
 故に、信親は東条を処断するのだった。



 官兵衛すごい。そんな四国征伐ですね。
 もっとも、権兵衛の発言が気づくキッカケになってるのは面白いですね。(主人公補正とも言う)そう言えば権兵衛と半兵衛の時もそんな感じでしたっけ。

 関白就任の所は、流石秀吉、役者が違うって感じですね。
 この辺りで官位が序列って感じになるのかな?まぁそれが後々…って感じもしますけど。

 四国編も大勢は決まった感じですが、どうなる事か。楽しみですね。

2016年9月25日日曜日

大きな転機

 中日、最下位っぽいです……

 気を取り直して、先週と今週のセンゴク権兵衛の感想を。


 仙石と三好隊は喜岡城を攻め落とし、城兵悉くを討ち取った。
 その効果もあったのか他の城は戦わずして開城する。秀家率いる羽柴軍は順調に進軍し、次の攻撃目標を植田城とする。
 植田城は元親の親族、戸波が守っていた。そこで官兵衛は降伏を戸波に勧めるのだった。
 戸波は承知し、三日で城兵を説得し開城すると言った。しかし、官兵衛は一日で開城を、と強く求める。戸波は渋々了承し、その代わり、説得し易い様に態と城を囲み圧力を掛けるよう頼んだ。

 翌日、戸波は部下の首を並べてもう少し待って欲しいと官兵衛に懇願する。
 官兵衛は話が違うと言うも、忠臣を斬る事になったと慟哭する戸波に返す言葉がなかった。


 植田城をどうするべきか。諸将が集まり、軍議が始まる。
 だが、既に羽柴勢は元親の策に嵌っていたのだ。

 元親は植田城を囮に、敵を引き付け、山間の道を気取られぬ様に駆け、挟撃する策を取っていたのだ。


 既に元親は動き始めた。しかし、羽柴勢は未だ軍議の途中であった。
 権兵衛や三郎は城攻めに転じるべきだと主張する。勿論、官兵衛は反対であり、攻めるにしても、策を練れと言う。そんな彼に対して二人は「策はある、戦っている内に出てくる」なんてのたまった。しかし、官兵衛はその言葉に引っかかりを感じ、二人に引田の戦いの詳細を訊くのだった。


 もう少しで敵本陣。元親はそこまで近づいていた。しかし、元親の元に驚くべき報が届く、既に敵の姿は無い、と。



 引田の戦いの詳細を聴いた官兵衛は、既に自分達が敵の罠に嵌ってる事に気が付いた。既に打てる策は無く。唯一の方法は、権兵衛の言う逃げるだけであった。
 しかし、逃げると言う事は、他軍と合流すること。それはその軍の風下に立つ事になり、出世の道が遠のく事であった。だが……
 三好三郎は元親が英雄であり、逃げる事は恥ずべき事では無いと言う。
 黒田官兵衛、蜂須賀小六は出世しすぎる事の怖さを知っていた。
 そして、宇喜多秀家は自身より羽柴家を優先する。

 こうして、反対する権兵衛を尻目に、撤退、合流を選ぶのだった。


 これは、全くもって元親の予想外の出来事であった。


 宇喜多ら諸将は、四国攻め総大将小一郎の元に入った。
 そして、木津城を攻めるのだった。官兵衛は三好三郎から譲られた三好笑岩の面頬を手土産に東条を説得し、開城させる。

 そんな中、秀吉が四国に出向くと知らせが入る。
 何故か。その時、秀吉には関白叙任の話が舞い込んでいたのだった。



 色々、濃い二話でした。と言うか、この二話が四国征伐のターニングポイントって感じですからね。
 各個撃破を考えていた元親と、敵の策を見抜き讃岐から撤退し小一郎と合流した官兵衛で大筋の決着がついてますからね。この後、戦略の崩れた元親がどうするか、って所でもあるけど…難しいですね。

 そして遂に秀吉が関白就任ですか。と、同時に豊臣秀吉になるんですね。この当たり、じっくりやるのかな?来週に期待ですね。

2016年9月11日日曜日

鳥無き島、開戦

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想。


 讃岐へと入った権兵衛らの宇喜多勢。そこで三好三郎と合流する。
 引田では一緒に戦ったが、顔を合わせてはおらず、権兵衛にとっては初対面であった。
 最初は余所余所しかったが、直ぐに意気投合するのであった。

 また田宮四郎も父と久方ぶりに再開する。


 一方、迎え撃つ長宗我部勢。
 讃岐、伊予、阿波と繋がる要の白地城を本陣とする。
 そして、川に木材を流して一箇所に集める様に、白地城に敵を誘き寄せて討つ。元親はそんな策を考えた。
 無論、一変に敵が来ないよう時間差で、白地城に誘い込むのだ。


 讃岐方面、最初の目標は喜岡城。先鋒は権兵衛である。
 そして、官兵衛からは根切にして四国勢が降伏し易いようにと言われた。

 喜岡城に攻め入る権兵衛達。だが、城兵らは元親の策の為全滅を覚悟していた。



 遂に始まった四国征伐。権兵衛や元親。そして小一郎の活躍に期待ですね。
 一時は秀吉も出馬しようとした四国征伐。それを押し止め、征伐を完了した小一郎、その当たりもどう描かれるか楽しみです。

2016年8月28日日曜日

宿命へ

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 四国征伐。長宗我部は四万もの軍勢を集めた。これは秀吉にとって予想外であった。
 三成は、信長が四国征伐直前に変にあった事を思い出し、不吉な予感を覚える。そこで、秀吉に仮病を使って貰い、秀吉抜きで征伐に望む提案をした。
 その提案に従い、秀長を大将に副官を羽柴信吉(秀次)に任命するのであった。


 摂津方面からは総大将の秀長勢。
 安芸方面からは毛利勢。

 そして備前方面からは、権兵衛、官兵衛そして蜂須賀小六らを従えた宇喜多秀家が進軍するのだった。

 権兵衛はこれに不満であった。だが官兵衛が、これは信吉と秀家どちらが後継か、と言う見定めであると講釈する。堀久太郎が信吉側と言う事もあり、途端にやる気を漲らせる権兵衛。これを見て官兵衛が家中が割れないようにと小六に言うのだった。


 さて、秀家は好青年であった。軍議は恙無く終わる。(権兵衛が秀吉は仮病ではと言いそうになって、官兵衛と小六に足を踏まれたりしたが)
 
 権兵衛が渡海の為に潮を見に行くと、そこには秀家がいた。
 そんでも、頭の良い者といると疲れて一人になりたくなるとか。
 権兵衛がその場を去るべきか聞くとそなたはそうではないと言ったので横に座る。
 そして戦の話をするのであった。とは言え、権兵衛は余り深く考えないし、旗印の無もよく分かってない。しかし秀家は寧ろだからこそ無を知っているのではと言う。そして戦が楽しみになったと。


 向かい討つ長宗我部勢は白地城へ入る。ここから、各方面に対応する構えだ。


 渡海する権兵衛を始めとする、羽柴軍。今、権兵衛の宿命の戦が始まる。



 そう言えば、直家は背中しか出てませんでしたね。

 と、言う訳でいよいよですね。そう言えば三好三郎はどうしたのかな。彼も又、宿命の人ですから出て欲しいです。


 秀家が権兵衛が側にいても構わないと言ったのは、なにげに脳筋って言ってる様なものですよね。それと、八丈島を匂わすセリフはビックリです。これなら長生きしれも不思議でないね。
 
 さぁ、いよいよの時。これより権兵衛の物語の開幕である……まぁ、ずっと権兵衛の物語だったけど、本番って意味で。

2016年8月21日日曜日

長宗我部の光

 盆休みだったり、休載だったり、監督休養だったり、最下位だったり、連続負け越しだったり、今年の中日はもうダメかもしんないだったり。

 色々あったけど、取り敢えず前回と今回のセンゴク権兵衛の感想。



 秀吉の四国征伐が決まった。
 信親は元親に、自分が人質になって開戦回避を提言する。しかし、元親は自分の四国の王となり国造りをしたいと言う夢想を秀吉に悟られてしまったと言う。
 信親はこれ以上言葉を無くし、代わりに親子二人でその夢想を語り合う。


 一方、洲本城に帰って来た権兵衛達。四郎は葛に妙算が逐電した事を言う。
 気落ちする葛を励ます為、四郎は槍で打ち合おうと言う。しぶしぶ引き受けると、四郎から一撃を貰ってしまう。怒った葛は四郎をボコボコにする。
 そして、呟く。養女でも仙石権兵衛の娘なんだな、と。

 そのころ父の権兵衛も藤と打ち合いをしていたのだった。


 四国征伐を前に、毛利輝元は秀吉の下知の前に動き始める。
 吉川元春は息子元長に出陣させる。小早川隆景は毛利水軍の名に恥じぬ陣立てを編む。

 そして、秀吉もまた四国征伐の軍を編成。圧倒的な大軍である。

 一方元親は、まともに軍勢が集まらないと考えていた。
 苛烈な刑をもって集めようと言う案もあったが、その後の統治を考えるとその案は無かった。
 長宗我部家は完全に不利であった。

 或夜、元親の元に信親の妻が訪ねてきた。信親を参陣させないようにとの事であった。しかし、その言は不意に現れた信親によって否定されてしまった。

 明くる日、城下の海に漁師が船で集まっていた。そう、信親と共に捕鯨をした者達だあった。
 信親に光をみた元親は、予想以上に集まった四国の兵と共に秀吉に対抗するのだった。



 信親の妻が結構ヤンデレでしたね。
 着々と進む四国征伐。元親から信親への評価と言うか信頼は後の事を考えると辛いですね。秀久許すまじ、ってなっちゃいますよね。

 あと、四郎と葛ってどうなるのかな?田宮四郎って調べてもよく解らなかったんだよなぁ。少し気になりますね。

2016年7月24日日曜日

四国へ

 先週と今週のセンゴク権兵衛。


 秀吉の元に現れた権兵衛は紀州征伐に不満をぶち撒ける。
 昔の様に喚く権兵衛に秀吉もまた昔の様に接するのであった。


 何故か、権兵衛が来ると隠れてしまった三成と増田。その元にとある書状が届けられる。それを見て二人は出てきて秀吉にその書状を見せる。
 書状を見た秀吉は、権兵衛に四国征伐をすると言い、結果次第で加増すると言う。


 秀吉がみた書状。それは長宗我部が信長に宛てた手紙であった。そこには闕字と言う、名前等の前に態と隙間を空け敬意を表するものが使われていた。そして、秀吉宛には使われて無かった。
 それは長宗我部が秀吉を信長より下に見ている事。故に、決意したのだ。


 一応、慰労金みたいなものは下賜された。昔の様に接する事が出来た。
 それでも権兵衛は秀吉の怖さを感じるのであった。


 遂に秀吉が来る。そんな長宗我部家で、元親の嫡子信親は捕鯨に励んでいた。
 鯨を仕留める為に果敢に挑む信親。その活躍もあって見事に仕留める。

 何故信親は捕鯨をしたのか。それは、気になる海女が居て彼女と会う勇気を持つ為だった。

 とある洞穴で海女と逢引する信親。その姿は何処までも純粋であった。
 一時の逢瀬が終わり二人は別れる。嫉妬に狂い殺してしまうかも、と言う海女。そんな彼女にその時は殺してくれと邪気も無く言う信親であった。



 純粋な中に危うさを秘めた信親ですね。四国征伐の中でどう活躍し、そして九州でどうなるか……楽しみです。
 
 後、秀吉が度々信長より甘くない、といいますね。これが後々の伏線になるのかな。
 真田丸の秀吉の様に怖さが段々出てくるかもしれませんね。

 さあ、いよいよ四国征伐…って秀吉は出馬せず秀長が総大将でしたね。って事は高虎も出すのかな?

2016年7月10日日曜日

兆し

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 紀州征伐も終わり、いよいよ四国での戦が目前となる。
 羽柴軍と一緒に四国に攻め入る毛利家にもその報が入る。

 吉川元春はこれで良かったのか、と疑問を抱く。
 小早川隆景は早速、戦の準備に取り掛かる。
 毛利輝元は、家臣等とこれを祝う。


 一方、長宗我部元親は秀吉が如何な人物か見極めようとしていた。
 民を思う者なら、下るつもりもあるとした。


 そんな両者からの文をみて、すぐに結論を出さずに、王としての愉悦に浸ろうとする秀吉。
 しかし、そこに権兵衛が謁見を求めて現れたのである。


 なんか、毛利家がバラバラになってる気がするのですが……
 輝が残念っぽいのが何とも。

 さて、ここで権兵衛の登場ですけど、何するのかな?まぁ四国は権兵衛にとっても因縁の場所ですからね。一体何を言うのやら。

2016年7月3日日曜日

紀州始末

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 長引く紀州征伐。秀吉は最終手段として、官兵衛を招集する。

 毛利との和解の条件に四国に領地を渡す事になっていた。早く四国征伐に移るためにも多少強引な手も使わざるを得ない。その策を官兵衛は自分の責任の元、考える。


 水攻めにしている太田城は、堤の中に船を入れて砲撃する事にした。無論、抵抗すれば力攻めである。

 一方、膠着状態の湯川。官兵衛は小一郎から紀州人の性格を聞く。その上で策を立てるのだった。


 山中での戦いが長引く権兵衛達。彼らはすっかり山賊の様になってしまっていた。
 そんな中、官兵衛からの使者が現れる。彼は、湯川との和睦がなったので下山せよ、と伝える。
 歓喜に湧く仙石隊。そんな中、使者は人払いをし、権兵衛だけに語る。
 頃合いを見て、湯川は成敗すると。
 権兵衛も感じていた、熱しやすく冷めやすい彼らの性格。これを考慮しても官兵衛の策であった。勿論その裏には秀吉の思惑がある。

 
 勝鬨を上げる湯川衆。戦の中で彼らに親近感を持った権兵衛。複雑な心境でその声を聞くのだった。


 これにより、秀吉の天下統一「惣無事」が始まるのだった。


 と、言う事で紀州征伐終了です。と同時に遂に秀吉が天下統一へと、って感じです。
 確かに、小牧長久手までは織田家内での権力把握ですからね。

 何処か侘びしさ残る最後。それは権兵衛の行先を暗示してるのでしょうか。

 そして、次は四国かな?いよいよ権兵衛のその時が迫っていますね。

2016年6月19日日曜日

山中決戦

 まさかのカープ独走。
 そして打線冷え冷えの中日……リーグ戦再開後は良くなりますように。


 今週と先週のセンゴク権兵衛の感想。


 直春に率いられて血気盛んな湯川勢。
 権兵衛が正面から当たり、尾藤が横槍をするも、勢いは止まらなかった。

 権兵衛達の敗北か、そう思われた時に現れたのは藤堂であった。


 秀吉の元に仙石らの苦戦が伝えられる。
 秀吉の予想を上回る湯川勢の兵数であったが、秀吉は援軍を送らない。
 曰く、麾下で最もクセのある三人ならば戦果を上げると。


 藤堂隊が背後を攻める。これで湯川は三方から攻められる事に。
 機に乗じて攻めに出る権兵衛。それは、四郎の知らぬ一兵卒時代の権兵衛であった。
 一方、尾藤は慎重に攻める。そして、藤堂は変化に富んだ攻めを見せる。

 三者三様、自由に攻める羽柴軍。一方、湯川勢は窮屈な戦になってしまった。
 自由に生きる為、戦っていたのに…潮目は変わった。直春は撤退を決定する。


 翌朝、権兵衛含む仙石隊は疲れから皆地面に倒れこんでいた。そんな権兵衛を尾藤と藤堂は助け起こす。そしてまた、いつもの様に軽口を言い合うのであった。



 最後はダチョウ倶楽部の様なノリで終了。戦前にも同じことしてましたよね。

 と、言う訳でこれで紀州編は終了なのかな。太田城も少しは見たかったけど。
 そしていよいよ、四国、その後は九州ですね。ついにここまで来たって感じ。
 今後も楽しみですよ。

2016年6月5日日曜日

棋戦

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想。


 斎藤達の奇襲は成功した。
 彼の提案で、囲碁になぞらえた戦いをするも、権兵衛には囲碁が解らなかった。

 藤堂隊は川の堰き止めをしていた。
 尾藤は陣を造り引きこもっていた。

 そんな彼らに遠くから声がする。

 尾藤を呼ぶ権兵衛の声だ。


 その声を頼りに、尾藤は権兵衛と合流する。そして、囲碁の得意な尾藤に采配を頼むのであった。


 尾藤の采配により有利に戦いを進める羽柴軍。
 敵の動きが変わった事により、湯川勢は再び集まり、軍議をする。
 そして、湯川自身の出馬を決める。

 一転攻勢にでた湯川勢。
 折角の棋戦を台無しにされて嘆く尾藤。部下から先に撤退するよう進言されても残ることを決めた藤堂。
 そして、迎撃を決意する権兵衛。
 果たして、南紀での戦いはどうなるのか。


 勝勢が二転三転する感じですね。どちらも、気を抜くことが出来ない感じ。面白いです。
 そろそろ、決着……って感じはしないし、まだまだ泥沼に続くのかな。
 次回がどうなるか、予想がつきませんね。

2016年5月22日日曜日

槍のしごき方

 前回と今週のセンゴク権兵衛の感想。


 襲っては引く事を繰り返し、湯川勢は権兵衛達を精神的に追い詰めていく。
 その目論見は成功し、兵は皆疲弊して行く。

 兵の結束は緩くなり、崩壊目前であった。
 そんな中、家臣の一人斎藤が権兵衛に朝露を集め持ってきた。
 権兵衛は彼に相談する。意外な事に彼は元明智軍で金ケ崎も経験していたのであった。
 斎藤は、謝るべきだ、と言う。皆、大将の所為と思っているから、と。

 権兵衛は助言に従い、皆に謝る。そして、打って出る事を決める。
 相手と同じく、少人数で襲っては引く事を繰り返すのだ。

 その小隊長の一人に斎藤を抜擢する。すると斎藤は、自分の小隊に四郎を入れる。
 なんでも、四郎は三好三郎に評価されていた、との事である。

 四郎に斎藤は、槍の使い方を教え、武功を立てる為に見つけた敵に襲いかかる。
 そんな中、四郎の槍の一閃が敵を穿つのであった。



 四郎覚醒なのかな?
 なんとも、権兵衛の部下が一杯出ますね。当たり前だけど。
 斎藤や四郎の活躍で好転するのか。一緒に山に閉じ込められた藤堂、尾藤はどうなるのか。次回も楽しみですね。

2016年4月24日日曜日

虎口脱して

 今週のセンゴク権兵衛の感想


 中央の藤堂隊にも敵襲の報が届く。
 だが、高虎は無闇に動くことを禁じる。それは、権兵衛らがこのような危機を何度も切り抜けているからでもあった。


 一方、権兵衛は援軍が来たと大声で叫ぶ。
 無論、嘘であるが、敵を怯ませる為であった。態と大声を出して援軍が来たように見せかけ、突撃する。そして、嘘に惑わせない者が将であるから討てと部下に命じる。

 怯む敵に襲い掛かる仙石隊。権兵衛の思惑通りに押していた。
 そんな中で兵を収拾しようとした敵将の田中であった。だが、権兵衛配下に見つかり矢で撃たれてしまう。


 そんな中、味方が山に逃げないよう見張っていた四郎は、逃散しようとした味方に殴られていたのだった。


 なんとか虎口を脱した仙石隊。しかし、戦死者も多かった。
 将を討たれた湯川勢は反撃の機会を狙っている。
 藤堂、尾藤とも連絡は着かない。危機的状況は未だ続いてる。
 そんな中でも権兵衛はへこたれない。連絡は取れなくても、自分達が戦っている事は分かるはずだと胸を叩くのだった。


 
 確かに、尾藤や藤堂とは付き合い長いですものね。変なフラグにならなければいいけど。
 当面の危機は乗り越えた権兵衛だけど、この後どうするのか。他の部隊はどうなったか。まだまだ気が抜けませんね。

2016年4月17日日曜日

突破口

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 湯川衆の田中に襲われた仙石隊。
 しかも、前方からも喧騒が聞こえる。どうやら、先陣の尾藤も襲われたようだ。

 前後を挟まれた羽柴勢。前方に逃げれば、三隊がごっちゃになりまともな戦闘は困難。下手をすれば全滅である。
 権兵衛は、配下の動揺を抑え、強行突破を試みる。

 砂治は鉄砲隊を指揮し、敵を迎撃する。

 覺右衛門は、逆茂木を強行突破し、道を開く。

 敵兵に声で応戦する権兵衛。果たして、虎口を脱する事は出来るのであろうか。


 と、言う訳で戦闘開始です。
 前方も奇襲されて、窮地ですが、どう切り抜けるか。尾藤や藤堂がどう動くか、そこが鍵になるのかな。

 これまで、ちょくちょく権兵衛から妙算の名前が飛び出すのが、何かいいです。
 妙算はいい補佐役だったんだね。

2016年4月10日日曜日

山戦

 今日は大敗だった中日。昨日までは良かったんだけどね。
 まだまだ始まったばかり、頑張って欲しいです。


 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想を完結に。


 山中に篭もる湯川衆。
 まるで投入堂のような小屋を次々と造り、これを拠点とする。

 一方、羽柴軍は将の入れ替えをする。小西や九鬼、中村ら船軍が得意な者達は秀吉の元に戻り、代わりに藤堂、尾藤が権兵衛と共に攻める事となる。


 まず、先鋒となった権兵衛は警戒しつつもさくさくと進軍する。

 だが、途中で情報を聞いた商人は湯川の手のものだった。


 ある程度進軍した所で、順番を変える。
 今度の先鋒は尾藤。権兵衛は殿だ。

 権兵衛とは違い慎重に進む尾藤。あまり進まず、今日の進軍を終えようとした時、後方から樹木の倒れる音がする。権兵衛達が狼狽えている間に、森の中から出てきた者達が道に杭を打ち縄を掛けて退路を断った。
 そして、今度は木から縄を伝って敵兵が降りてくる。仙石隊絶対絶命のピンチである。



 尾藤と権兵衛の進軍の違いがいい伏線になってますね。
 これは、戸次川の後の尾藤も書くのかな?神子田みたいにさらっと終わる事も有り得そうだけど。

 と、言う訳でいきなりピンチの権兵衛、どうなる事やら。次回が気になります。

2016年3月27日日曜日

紀南にて

 遂に開幕。
 白星スタートだけど、その後は…今年も厳しそうですね。
 まぁ、打撃がいいのは嬉しいけどね。


 さて、だいぶサボってしまったセンゴク権兵衛の感想。
 二週分書いて無い感想を簡単に。

 
 根来と雑賀の残党は太田城に籠城。
 秀吉は、先代孫市の子に孫市の名乗りを許し、先導役に付ける。

 一方、紀州南部では湯川が死に切れぬ者を集めて反秀吉の旗を上げる。


 秀吉は太田城を紀州制圧の総仕上げの場と見ており、湯川の反乱を重要視しなかった。
 そして、権兵衛達に鎮圧を命じる。

 湯川は、親秀吉の娘婿を攻撃するも、権兵衛たち羽柴軍の進軍に後退する。
 人心を巧みに操る湯川は、熊野での籠城戦を決意するのだった。


  
 太田城は余り描かず、湯川攻めが中心になるんですね。まぁ、権兵衛が主役だからね。
 と、言う訳で紀州編はまだまだ続くみたいだね。ちょっと一安心です。この辺りは権兵衛の主役回だものね。

 そんな訳で登場した湯川は、一見、優柔不断な弱そうな人だけど、人心を掴むすべに長けた人です。マイナーもマイナーな彼がどう活躍するのか楽しみですね。

2016年3月6日日曜日

一つの区切り

 不安になるオープン戦だぁ~
 今年もドラゴンズは苦しい戦いになりそう。

 それはそれとて、先週今週のセンゴク権兵衛の感想でも。


 先週のセンゴク


 自らを狙った狙撃手を、嘗て信長を狙った杉谷善住坊の様に、処断するように命じる秀吉。
 だが、小一郎は兄が気負っていると思い、高虎に極秘に処理するように頼む。

 この話は羽柴軍全体に伝わったのか権兵衛の耳にも伝わる。
 権兵衛は焼き討ちを止めさせ、狙撃手探しに出る。そう、他の者より早く妙算を見つける為に。

 
 隠れてる孫市を見つけた妙算は、鉄砲を捨て逃げるように言う。最初は拒むものの、結局は妙算の言葉に従うのだった。
 そして妙算は狙撃手と名乗り出るのだった。

 高虎の前に引き出された妙算。だが高虎は彼が権兵衛の馬廻りだということを知っていた。そして、驚愕の事実を知らされる。

 彼より前に、狙撃手と名乗り出た女がいたのだ。そして彼女は炎に身を投げ死んでしまっていた。

 それはそう、孫市の母と言われた大杉であった。



 撃たれたのは影武者でしたね。
 何とも残酷な話、果たして妙算はどうするのか。
 そんなわけで、今週のセンゴク。



 権兵衛の元に戻った妙算は隊を抜ける事を告げる。
 根来の里を復興させる。それが、死んだ彼女に報いる道だ、そう妙算は考えたのだ。
 無論権兵衛は引き留めようとする。
 
 そして、遂には妙算と権兵衛、二人共土下座をするのだった。

 長きに渡り戦った仲間だった。しかし、妙算の決意が硬い事を知ると権兵衛は、捨て台詞を吐き去ってしまう。
 かずらからの着物。権兵衛も実は妙算の為に作られた事知っていた。それを四郎に渡し、燃やすよう言う。
 四郎は権兵衛の気持ちを察し、それを妙算に着せるのだった。
 そして、今後は妙算の代わりに権兵衛の背を守る事を誓うのだった。


 まさかの妙算が離脱です。これは創造しなかったよ。
 なんか、センゴクの節目って感じがする。天正記の時からなんだかんだで権兵衛とはいいコンビだったし。悲しいです。

 ふと思ったけど、もしや小田原で再開とかするのかな?だとしたら嬉しいけど。 

2016年2月21日日曜日

再びの孫市撃ち

 遂にオープン戦か……
 今年こそは中日、Aクラス入りを!


 今週のセンゴク権兵衛の感想。

 
 穴の中に居たのは女郎衆達だった。
 妙算は彼女達に逃げるよう言い、孫市を探す。


 燃え盛る堂宇。孫市達は、秀吉が狙える屋根の上にいた。
 先代孫市から、妙算と同じく、殺すなと言われていた孫市。
 だが、大人達の言葉に促され、反秀吉に立ったのだ。

 狙いを定めて、引き金を引く孫市。

 燃える境内に銃声が響く。

 だが、狙いは外れた。そして指が折れていた。

 間一髪、妙算の狙撃が間に合ったのだ。
 これからつらいだろうが、生きろと思う妙算。そして自分も銃を置く決意をするのだった。


 前回、孫市も一緒にいるのかと思ったけど、居ませんでしたね。
 若干、以前の雑賀攻めにも似た感じになってますね。今度は容赦無いって感じだけど。

 妙算、銃を捨てる様な事言っているけど…どうなるんだろう。そのあたりも気になる所。

 あと、ここで撃たれたのって、秀吉の影武者だよね。顔も若干違うし、口調も違うし…
始め読んだ時気が付かなかったよ。


 それと、孫市が妙算によく似ているよね。これってやっぱり…なのかねぇ

2016年2月14日日曜日

根来寺焼失

 すっかり遅くなった先週のセンゴク権兵衛の感想。
 なお、今週のセンゴクは休載の模様。
 

 
 遂に根来寺の焼き討ちが始まる。
 そんな中、権兵衛は四郎だけを焼き討ちから外す事にした。権兵衛の妻曰く、海賊の様な家中に一人はまともな人物が欲しいと。
 焼き討ちが始まる中、権兵衛の背を守る四郎。そんな彼に権兵衛は、多少は頼もしいと言う。


 一方、妙算は切られた竹から、孫市が周辺に潜み秀吉を狙っている事を知る。
 嘗ての隠れ場所を探すと、二人の影が。その一人は因縁浅からぬ孫市の母であった。



 もう一人の人物は、今の孫市なんでしょうかね。
 漸く、妙算が活躍しそうですね。

 一方の四郎は、これからの仙石家で重要な人物になるのかな?一回調べて見ようかな。

 今回の紀州征伐。あと少しで終わりそうだけど…大田城とか、権兵衛達の戦いとか描かないのかな?どうなんだろう。


 あと、件の安珍清姫の鐘、拾ってましたね。持って帰れなかったとか、やるのかな?

2016年1月31日日曜日

焼き討ち

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 千石堀城を始め、紀州勢の前線の城は全て落ちてしまった。

 根来寺にいた者達は、皆逃散し無人となる。
 無血で根来寺に入る秀吉。そんな彼の元に官兵衛から平家物語が届けられる。
 その巻は清盛が南都を焼き討ちにしたところであった。前田玄以は官兵衛の真意が、根来寺を焼くのを止める事であると解く。だが、秀吉は新しき世の為、その意を一蹴する。意を解いた玄以もまた、真に人を救う宗教にする為に、焼き討ちを支持する。


 一方、権兵衛達は他の軍に出遅れて、根来寺に到着する。
 めぼしい宝が無くなったので、柱を切り倒し持って行こうとする。

 この大伽藍が焼失する。四郎は本当にそれでいいのかと思うのであった。


 と、言う訳でドンドン黒くなる秀吉といった感じでした。
 ある意味仕方ない事ではあるけどね。

 もう、根来寺まで来たけど…この後どうなるのかな?紀州の残党と戦う事になるのかな。
 これで終わりだと、かなり展開が早い気がするけど…どうなるのかな?
 特に妙算とか、何もしてないし。

2016年1月24日日曜日

黒秀吉

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想を。


 過去、信長が行なった紀州征伐。それは成功したとは言い難いものであった。
 それは雑賀のゲリラ戦法により、被害が多くなるからである。
 だが、秀吉は計算により、どれほどの被害なら許容出来るか算出する事により、紀州の制圧を可能にしようとするのだった。

 前線の千石堀城。秀吉は煙幕を張り、攻める策を取る。これは煙幕を張る事により敵の鉄砲を命中させにくくするだけでなく、味方の被害を判らなくして恐怖による味方の瓦解を防ぐ為でもあった。


 陸での戦が始まる。海を進む仙石水軍の兵士達は普段の表情とは変わって険しくなる。
 

 権兵衛は、雑賀のゲリラ戦法を警戒して、上陸せず船からの射撃に徹する。
 これにより、隠れていた紀州の兵も逃散する。

 一方、陸での戦いは被害が大きくなっていた。一度目の報告では、まだ大丈夫と構えていた秀吉も、二度目の報告で豹変する。信長の様に恐れられる為に、根切を命ずる。

 これにより仙石堀城は落城。ほかの支城も開城する。


 秀吉の軍が迫る根来寺。妙算は如何にするのか。


 と、言う訳で二週分まとめました。
 秀吉が順調に天下人の業を背負ってきますね。秀吉の有り様の変化も注目箇所ですものね。
 
 権兵衛は今は援護が主で、本格的に戦うのはもうちょい後かな?
 妙算の動きも気になるところですよね。

 と、今回はあっさりした感想で終わります。

2016年1月5日火曜日

ユクトシクルトシ

 年末年始で発売日ずれたんですね。

 と言う訳で2015年最後のセンゴク権兵衛の感想を(もう2016年だけど)


 三成からの推挙で羽柴家の奉行として大音新助が召し抱えられた。
 だが、彼は政務の忙しさに面食らうばかりであった。

 その中で三成は言う、秀吉と話せるのは僅かな時間、しかも歩きながら。その間にしっかりと伝え裁可を仰がなければならないと。

 
 一通り終えた頃、秀吉が着到する。
 大音も皆と出迎える。すると、秀吉が側までより労いの言葉を掛ける。しかも、彼の母をも労い、眼の薬まで与えるのであった。
 この事に咽び泣く大音。しかし、三成はそれを見て不満を抱く。この僅かな間に秀吉に何も伝えて無い事を。
 そして大音に言う。もし秀吉が無能と判断すれば、今とは逆の結果が待っていると。


 一方その頃、仙石家では船の手配をしようとしていた。
 とはいえ、財政的に無茶で家臣たちは反対するのだが、権兵衛は小西や九鬼に対抗する為にも船団を編成すると言うのだった。



 三成さん、新人を脅さないで下さい。まぁ、三成っぽいって言えばぽいですけどね。
 そして秀吉、さすがの人たらしとしか言いようが無いですね。素なのか、計算なのか…どちらにせよ恐ろしい。

 あと、この大音、スパイかな?と思ったら違うみたいで、調べたら三成の家臣で出てきたんですよね。この後も出てくるのかな?


 あと、今年(2015年)最後だからか権兵衛が出ましたね。そうなると、権兵衛達の紀州での戦いも書くみたいですかね?楽しみですね。