2016年1月31日日曜日

焼き討ち

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 千石堀城を始め、紀州勢の前線の城は全て落ちてしまった。

 根来寺にいた者達は、皆逃散し無人となる。
 無血で根来寺に入る秀吉。そんな彼の元に官兵衛から平家物語が届けられる。
 その巻は清盛が南都を焼き討ちにしたところであった。前田玄以は官兵衛の真意が、根来寺を焼くのを止める事であると解く。だが、秀吉は新しき世の為、その意を一蹴する。意を解いた玄以もまた、真に人を救う宗教にする為に、焼き討ちを支持する。


 一方、権兵衛達は他の軍に出遅れて、根来寺に到着する。
 めぼしい宝が無くなったので、柱を切り倒し持って行こうとする。

 この大伽藍が焼失する。四郎は本当にそれでいいのかと思うのであった。


 と、言う訳でドンドン黒くなる秀吉といった感じでした。
 ある意味仕方ない事ではあるけどね。

 もう、根来寺まで来たけど…この後どうなるのかな?紀州の残党と戦う事になるのかな。
 これで終わりだと、かなり展開が早い気がするけど…どうなるのかな?
 特に妙算とか、何もしてないし。

2016年1月24日日曜日

黒秀吉

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想を。


 過去、信長が行なった紀州征伐。それは成功したとは言い難いものであった。
 それは雑賀のゲリラ戦法により、被害が多くなるからである。
 だが、秀吉は計算により、どれほどの被害なら許容出来るか算出する事により、紀州の制圧を可能にしようとするのだった。

 前線の千石堀城。秀吉は煙幕を張り、攻める策を取る。これは煙幕を張る事により敵の鉄砲を命中させにくくするだけでなく、味方の被害を判らなくして恐怖による味方の瓦解を防ぐ為でもあった。


 陸での戦が始まる。海を進む仙石水軍の兵士達は普段の表情とは変わって険しくなる。
 

 権兵衛は、雑賀のゲリラ戦法を警戒して、上陸せず船からの射撃に徹する。
 これにより、隠れていた紀州の兵も逃散する。

 一方、陸での戦いは被害が大きくなっていた。一度目の報告では、まだ大丈夫と構えていた秀吉も、二度目の報告で豹変する。信長の様に恐れられる為に、根切を命ずる。

 これにより仙石堀城は落城。ほかの支城も開城する。


 秀吉の軍が迫る根来寺。妙算は如何にするのか。


 と、言う訳で二週分まとめました。
 秀吉が順調に天下人の業を背負ってきますね。秀吉の有り様の変化も注目箇所ですものね。
 
 権兵衛は今は援護が主で、本格的に戦うのはもうちょい後かな?
 妙算の動きも気になるところですよね。

 と、今回はあっさりした感想で終わります。

2016年1月5日火曜日

ユクトシクルトシ

 年末年始で発売日ずれたんですね。

 と言う訳で2015年最後のセンゴク権兵衛の感想を(もう2016年だけど)


 三成からの推挙で羽柴家の奉行として大音新助が召し抱えられた。
 だが、彼は政務の忙しさに面食らうばかりであった。

 その中で三成は言う、秀吉と話せるのは僅かな時間、しかも歩きながら。その間にしっかりと伝え裁可を仰がなければならないと。

 
 一通り終えた頃、秀吉が着到する。
 大音も皆と出迎える。すると、秀吉が側までより労いの言葉を掛ける。しかも、彼の母をも労い、眼の薬まで与えるのであった。
 この事に咽び泣く大音。しかし、三成はそれを見て不満を抱く。この僅かな間に秀吉に何も伝えて無い事を。
 そして大音に言う。もし秀吉が無能と判断すれば、今とは逆の結果が待っていると。


 一方その頃、仙石家では船の手配をしようとしていた。
 とはいえ、財政的に無茶で家臣たちは反対するのだが、権兵衛は小西や九鬼に対抗する為にも船団を編成すると言うのだった。



 三成さん、新人を脅さないで下さい。まぁ、三成っぽいって言えばぽいですけどね。
 そして秀吉、さすがの人たらしとしか言いようが無いですね。素なのか、計算なのか…どちらにせよ恐ろしい。

 あと、この大音、スパイかな?と思ったら違うみたいで、調べたら三成の家臣で出てきたんですよね。この後も出てくるのかな?


 あと、今年(2015年)最後だからか権兵衛が出ましたね。そうなると、権兵衛達の紀州での戦いも書くみたいですかね?楽しみですね。