2015年10月12日月曜日

第三部、完

 一週間経ってしまったが、センゴク一統記の感想。


 秀吉の元に訪れた権兵衛を出迎えたのは清正正則の二人だった。
 久しぶりに会い、大きくなった二人に驚きつつ案内される。

 御殿まで案内した二人は「連座したくない」と言い、去って行く。

 中には秀政が居て、秀吉は不在であった。
 酒を呑み、旧交を温める二人。
 引田の戦いで若い衆を死なせてしまった事を悔やみ。新たな時代にどんな夢があるのか、それを秀吉に聞きに来たと権兵衛は言う。
 それを聞いた秀政は秀吉の湯治場を教える。ただし連座されたくないので彼は同行しないが。


 湯治場に行き、秀吉と共に風呂に入る権兵衛。
 秀吉にこの先の夢に尋ねるも、秀吉にも解らないと言う。
 秀吉は、お天道さまに急かされている、と言う。先は解らないが兎に角、天下統一せねばと言う。

 そして、権兵衛はもはや大名。家臣に夢を見させるのは自分で行えと言った。


 本能寺の変より始まった混乱は、数多の将の死、没落を経て秀吉の元に天下一統へと進む。次の時代に権兵衛はどう向き合っていくのであろうか。


 と、言う訳で一統記が終わりました。第四部は11月からだそうです。
 なんと言うか、秀吉の下克上の部でしたね。力を示し、官位で上位に立ち、そして天下人へ。信長から秀吉を丁寧に書いていました。中々此処ら辺を書いてるのは少ないので嬉しいですね。(秀吉が信長の後を継ぐのが当たり前な作品も多いし)

 さて次の部は権兵衛のセンゴクの本番ですね。恐らく小田原まで描かれると思いますが、兎に角楽しみです。

2015年10月4日日曜日

新たな時代へ

 中日、最下位は免れたみたいですね。
 それにしてもベイスは……頑張って下さい。


 今週のセンゴク一統記の感想。

 
 於義伊を人質に出す事にした家康。
 彼は於義伊に自分達を憎み、それを源泉に学べと言い含める。
 そして自分達も恥辱に耐え学ぶ事を約束する。


 一方、信雄は領土割譲し官位を上げる。しかし、秀吉はそれ以上の官位を得る。
 ここに置いて、官位で織田家の上となり主従関係を逆転した。

 秀勝と毛利輝元の養女の婚姻もなり、毛利との紐帯を固くする事にも成功した。


 そんな中神子田正治が無断退却により高野山へと追放された。


 この話を聞いた仙石家中は揺れた。権兵衛も又、処罰を受けるのではないかと。
 家臣達は年始の挨拶に行くのは止めるよう言うが、権兵衛は行く事を決断する。
 それは子飼いとして、家族として長く一緒に戦ってきたからであった。

 例え、別人になっていたとしても。



 と言う訳で、戦後処理の回ですね。
 徳川は雌伏の時を過ごし、秀吉は盤石の体制になりつつある。
 そんな中で権兵衛と秀吉の対面はどうなる事か…楽しみです。

 いよいよ次回で一統記のラストです。どう締括られるのかな?