2021年12月12日日曜日

滴り落ちる露

  センゴク権兵衛、227話から235話の感想。

 権兵衛の妻、お藤の死去。耄碌する秀吉。その死と救い。そして関ケ原へのお話でした。関ケ原はエピローグでそんなに話数はかけないようです。既に二年飛びましたし。

 仙石夫妻の最期。不思議な支え合いであった感じです。互いに振り回し、振り回されていてそれが情を更に深いものにしています。
 
 そして秀吉。その最期を見るに、主であった信長に褒められたかったのかな、って思いました。それが故に自分を評価する事が出来なかった。確固たる自信を持てなかったのかも知れませんね。
 ただ、そう考えると秀次とも似ているのかな。秀次も秀吉の力になりたかったし。
 最期の最期に、漸く自分が創る世が光り輝いて良かった思いますよ。
 周りの人々はこの先苦労しかないけど。

 そして二年が過ぎて関ケ原へ。
 政治闘争も面白かったので、じっくりやって欲しかったので残念でした。
 何とか、外伝でやってくれないかな。
 上杉征伐に出陣するも、真田の無断帰陣に上方からは三成の挙兵。
 こんな混沌とした状況に権兵衛はどうするのか?楽しみです。

 遂にセンゴクの物語もエピローグです。
 関ケ原は権兵衛中心に書く感じでしょうか。最終回まで刮目してみたいですね。