今回と前回のを。
信親は勇猛果敢に敵陣へと切り込む。その勢いに島津軍は圧倒される。
これぞ好機と十河や桑名も攻勢を掛ける。
味方優勢の報を聞く権兵衛。背後からの伏兵は未だ出ない事もあり、砂治と覚を残し前線に出る事とした。
一方、元親はこの報を聞き、不安に成っていた。囮では無いかと。逸る部下を諌め、持ち場を離れなかった。
そう、全ては島津必勝の釣り野伏の罠の中であった。
島津が押されいる。それでも総大将家久は静かに仮眠を取っていた。そして、豊臣軍が小川を越えた報が届くや否や、眼を見開き、その采を振るった。
合図と共に伏兵が現れる。権兵衛たちが警戒した背後だけでは無い。側面、そして逃げる前方にも伏兵を排していたのだった。逃げていた伊集院隊も反転して攻撃に加わる。三方が敵、そして残りの西は川である。完全に包囲されたのであった。
信親は鉄砲で反撃しようとした。しかし島津は臆する事無く向かってくる。
もはや、彼らの頭には敗戦の二文字が浮かぶのであった。
という訳で攻勢から一気に敗北濃厚になりましたね。伏兵は警戒してても、此処まで大規模とは予想してませんでしたからね。あっても背後から。
これは義弘の援軍が良かったですね。ただ、援軍無くても島津が押し切りそうだけど。
大ピンチの権兵衛たち。このあとどうなるか。元親はどう動くか。来週のセンゴクが楽しみです。