2012年2月27日月曜日

これにて終幕なり

さて前々、と言うか三部二巻発売時から終わりが近いのではと思われていた三月精が遂に最終回を迎えました。

ウォォォォォオオオオ!!誰か嘘だと言ってくれぇ~~~!!

予想はしていたとは言え、やはり悲しいです。でも、僕らは見なければならない三月精の最後をそして受け入れるのだっ‥‥!

と、言う訳で最終話「空飛ぶ不思議な巫女」の感想でも


朝、雪の降り積もった幻想郷。神社の中から霊夢が出てくる。今日も一日がんばろう、と背伸びをする。そんな彼女の上から雪の塊が落ちてきた。
難なく避ける霊夢は、緩んだ屋根雪が落ちたと思っていたが……しかし、雪の中には大量の刃物が混じっていたのだ!

一体誰が?驚愕する霊夢を屋根の上から見下ろす影があった。そう裏の大木に棲む光の三妖精である。


それは前日の事だ。
ルナは心配していた。このまま神社に棲み続けていると何時か霊夢に退治されるのではないかと。
そこでサニーは一計を案じた。霊夢に宣戦布告すると。
当然ながらルナはつっこむがサニーは言う。妖怪退治を連呼する霊夢だが実際には退治してない上に仲良くなっているのではないか、と。
霊夢の言う妖怪退治は本気なのか?それを試す上でもサニー達は霊夢と戦う道を選ぶのだった。


さて、第一手は失敗したが、これはほんの小手調べ。次の作戦へと移るのだが……一人スターは頭に疑問符を浮かべていた、刃物と一緒に混ぜた爆弾が爆発してないと……


ボンバーマンが使いそうな爆弾が爆発して放心状態になる霊夢。そこに現れたのは魔理沙だった。爆風で色々吹き飛んでいるのに、斬新なリホームだな、と言い警戒心の欠片も見せない。
そんな魔理沙に我に返った霊夢は、神社が誰かに狙われている、と言い警戒を促す。
辺りを見回す二人。そこに現れたのは…

空から全てを観察する“降り注ぐ星の光”スターサファイア
音もなく忍び寄る“静かなる月の光”ルナチャイルド
真なる神出鬼没“輝ける日の光”サニーミルク

我らが光の三妖精であった。
遊びに来た魔理沙も含めて二人に挑戦状を叩きつけた。

だが、魔理沙は乗る気ではなかった。しかし意外にも霊夢は受けて立った。

そして結果は秒殺。案の定である。
勝った霊夢は、爆発の後片付けを三妖精に命じるのであった。

さて、片付けの最中魔理沙は三妖精に訊く、何故霊夢に挑む何て馬鹿な事したのかと。
三妖精は言う。霊夢の言う妖怪退治とは仲良くする事ではないかと。
無論、霊夢は即座に否定する。そんな事はないと。

片付けの終わった三妖精はトボトボと自らの棲家へと帰って行った。
イタズラ好きの妖精に辟易しつつ、霊夢は何処に棲んでいるのやらと洩らす。
それを聞き、魔理沙は言う。裏のミズナラの大木ではないか、と。

霊夢は前に雷が落ちたミズナラの木へと来ていた。此処に三妖精が棲んでいると踏んで。
一方、三妖精は遂に本腰を入れて自分達を追い出そうとしているのでは、と思い震える。

が、しかし違った。意外にも霊夢は一緒に酒を飲もうと誘いに来たのであった。

そして数日後。そこには霊夢の手伝いをしている三妖精がいた。お互い納得の上で霊夢に使役される三妖精。それを見て魔理沙は思った、まるで仙人のようだと。

こうして博麗神社は少し賑やかくなったのであったとさ、おしまい。


おしまいっ‥‥!圧倒的最後っ‥‥‥!!

と言う訳で、本当に良かったね!と言えるENDでした。これからは博麗神社の一員として活躍するんですね。それが描かれる事は素粒子レベルの確率だけどね!!

さて、今回は戦う→酒→友よ!的な何時もの流れでした。と言うか霊夢と仲良くさせるにはこの流れしかない、見たいな……越後の戦バカみたいだな……兎も角、漸く霊夢に認知されましたね。本当に良かった。

白の頃から考えてみると、三人で完結していた人物関係が二部から広がり、遂に霊夢の妹分?部下?召使?まぁそんな関係を気づけた訳ですから感無量と言うか何と言うか。
霊夢とこう云う関係になったので他の作品でも出番が有るといいな、と思ったり。茨で出ないかな?

今回、三妖精は妖怪退治を仲良くする為にしてるのでは?と推察したのは面白かったです。茨で華扇が妖怪退治について嗜めるが、霊夢との関わりの長短が此処に出ている気がします。
さて、肝心の妖怪退治ですが…不明ですね。霊夢が実際どう考えているか。
ただそのコマで顔が隠されていたのが気になりますが……

そして、やはり一番意外だったのは、霊夢から歩み寄った事ですかね。
魔理沙に、アイツらどっか引っ越すんじゃない?と言われて、ああ言う行動を取ったって事は本当は三妖精の事を気に入ってたのかね?その割には顔を覚えてないけど……
兎も角、雑魚のいちいち顔を覚えてない格下に対してああ言う事をしたのはびっくりしました。
これがツンデレと言う事か…え、何?違うって?

と、言う訳で霊夢の珍しい行動を見れたり、隠れ棲む事がなくなったりと素晴らしい大団円でした。
しっかり三妖精も目立っていたしね。
後は来月発売の単行本か。描き下ろしは無いと思いますが、少し期待しようかな。あぁ、何時もの付属CDも勿論期待、ですよ。

さて、六年…でしたっけ。長きに渡り連載を続けたZUN氏比良坂氏、ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。


そういえば、コンプエースで何か東方コミックの企画が有るみたい。三月精とは別の連載が始まると思うのだが…続報に期待ですね。

2012年2月24日金曜日

そして舞台は…

堂々完結…か。
フォォォーーン!アマゾン表紙でバレとか止めて下さいよぉぉぉぉ!!
発売日明日か…悲しい…


と、それはそれとして。先にセンゴク天正記の感想を。


経家の才を惜しむ秀吉は何とか切腹を回避出来無いかと考える。
だが、経家はそれを突っぱね、大局的に考えい、と言う。

それは、互いに死力を尽くした上での織田毛利和睦に繋げろ、と言う事であった。

敵も味方も助命を望んだが、経家の決心は揺るがない。

そして遂に、その時が訪れる。
遺言を残し経家は腹を召す。ここに鳥取城の戦は完結するのであった。


まぁ、予想通りの回、ですね。
経家の器のデカさが解る回でした。本当惜しい人を亡くしたものだよ。

さて、対毛利戦。和睦を匂わせましたが、この後秀吉は接触を図るのかな?
そろそろ安国寺恵瓊が出てもいい頃合いだと思うのですが……

次週休みで、次は新章突入だそうな。はてさて次は何編になるのか。武田征伐を描いてくれたら嬉しいのだが…無理かね。

2012年2月17日金曜日

飢えと渇きと

新装版の無頼伝涯、買ってしまった。
なんか急に欲しくなってつい…

で、改めて読んでやっぱり面白いわ。当時リアルタイムでマガジンを見てた記憶が蘇る。
ってか、これ十年以上前の作品なのね。なんか、色々凹むわ。


さて、話は変わって今週のセンゴク天正記感想でも。


雁金山陥落から数ヶ月、遂に鳥取城の兵糧は尽きた。

此処に至り、旧山名家臣は毛利に付いたその真意を語る。
それは織田に与する事で所領が減る事、そして既得権益の剥奪を恐れた他になかった。
怠惰で愚鈍な決断だったと述懐する。
なが経家はそれを責めない。自分も本当の“信”を知らなかったからと、そして今回それが解ったと言う。

草木牛馬、食べれる物は何でも食べた。柵に取り付き助けを求めるも鉄砲で打たれる。
凄惨悲惨な結末。

そして鳥取城は開城をした。


渇え殺し編も遂に終幕ですね。次週は経家の最期で〆かな?

本願寺後の指出検地、元就の合議、そして鳥取城。これが一連の流れにとなりこの終幕に繋がるんですね。いや、お見事。

そういえば、鳥取では人肉を喰らう程と何処かで聞きましたが流石にその描写は止めたみたいですね。つーか何処でその話を聞いたんだっけ?
そんなん書いたら色々と問題ありそうだしね。

さて、次々回辺りから新章っぽいですけど何になるのか。やっぱりアレですかね?

2012年2月13日月曜日

斯くて包囲は完成せり

あっと言う間に一週間。
既に日付変わって月曜日。今週のヤンマガもう出てるよね、早い処は。

とまぁ、完全に遅れたけど先週のセンゴク天正記感想でも。
手短に。


雁金山攻略に動く、と睨み秀吉本隊を注視する経家。
だが、そんな経家の予想とは裏腹に秀吉隊はどんどん鳥取城に接近する。
当然城内は騒然と成る。中には秀吉本隊に突撃を掛けようと進言する者もいた。

しかし、経家は動かない。必ず秀吉は雁金山を狙うと確信していたから。

そして経家の予想は半分当たる。確かに秀吉は雁金山を狙っていた。
だが、その実行部隊を宮部にやらせていた。つまり秀吉本隊は囮だったのだ。

裏をかかれた経家。雁金山は落城し、鳥取城は風前の灯と成るのであった。


総大将を囮にするなんて凄いッス。下手したら突撃されたかもしれないのに。
しかし、そこは秀吉達が経家を評価していたから、かな?経家が雁金山攻撃を読むと見て、軽率に動かないと。
何とも高度な智謀戦でしたね。

さて、これで鳥取城も落城間近。となると次は……次の年が天正十年、なんですものね。


そう言えば単行本新刊で、阿波平定は天正十年九月に回す、と書いてありました。
するとこの後は高松城編なのかな?それとも、淡路は明記しなかったから淡路平定か?
後、武田征伐も書いて欲しかったり。
それにしても遂に天正十年か。戦国で最も濃厚な年が始まるんだなぁ。

2012年2月9日木曜日

さらさら越え

三月精、茨歌仙そして求聞口授が3月発売予定だ、そうな。
大盤振る舞いだな!そして懐には大寒波!!

まぁ、求聞口授は延期の可能性も無くもなかったり……

節約しないとな……

さて、兎にも角にも茨歌仙の感想でも

第十話「帚木の別天地」


庭をクルクルと徘徊する華扇。彼女は待っていた、お使いに出した大鷲を。

今迄使役していた大鷲、久米は既に老齢。跡継ぎとして若い大鷲、竿打を用意したのだが……
この大鷲、全くのダメダメであった。火鉢で暖を取る、野生を何処かに置き忘れた様な大鷲であった。

華扇の家は方術により隠されていて、正しい順路を辿らなければいけない。だが竿打はそれを覚える事が出来ず、戻るのが遅い。その上間違った物を買って来てしまう。そんなダメ鷲だが、他に若い大鷲が居ないので竿打を訓練するしか無いのだった。

さて、取り敢えず道を覚えさす事から始める華扇。大欅を目印にするのだが…落葉しているため竿打には識別が出来なかった。何と言う鳥頭。
そこで華扇は一計を図る。欅に無数の光の玉を散らせ、目立たせた。これにより竿打にも目印が識別出来るようになったのであった。

そんなこんなで漸く、博麗神社に通える様になった華扇。久しぶりの神社には何やら騒がしい魔法使いがいた。曰く、山の中で光り輝く木が見つかったとな。魔理沙はこれを蓬莱の玉の枝と断じ、眼を輝かしていた。
本物を見たこと有る霊夢は全く興味無し、であるが華扇には嫌な予感があった。山の中腹で光り輝く大木……そう、家の目印にした欅の事であった。

すぐに家に帰ると、欅に散らせた光の玉を回収する。
そして今度は、濃い霧を逆手に取って、欅の木の裏から光を当て霧に木の影と虹を映す事にした。そう、いわゆるブロッケンの怪人である。


それから数日。玉の木の噂はすっかり消えていた。そして、変わりに大きな欅の話が広まっていた。華扇の目論見は成功した…かにみえた…
突如現れた大木、近くで見た人は居ない、そして霧と共に消える。これを魔理沙は帚木と断じ、探すために雪山登山へと出発する。
そして案の定、吹雪に合い遭難する。だが悲壮に駆られるでも無く、あっけらかんと笑う魔理沙。その頭上に大鷲が飛んで行った。フラフラと不規則に飛ぶ大鷲。それを見て、面白そうだと後を追う事にした。だが、冬の雪山は想像以上に体力を奪う。元気が取り柄の魔理沙でも徐々に衰弱する。そして遂に倒れてしまうのであった……

静かで雪もなく、寒くなく、小鳥が踊る別天地。天国の様だがそうではない。魔理沙が倒れた先、それは華扇の屋敷であった。
華扇は倒れた魔理沙を介抱し、魔法の森まで送るのであった。

さて、華扇の家に行った魔理沙は早速霊夢に報告する。だが霊夢は以前の修行を思い出し辟易する。そして魔理沙は、今度は何か借りようと決意するのだった。ついでに華扇は正路を定期的に変えようと決意するのであった。


大木やらブロッケンやらでそこはかとない既視感を感じた話でした。

新たなマスコットキャラ竿打、爆誕。
デフォルメした時が可愛いかったです。ダメっ子っていいよね、カイジとかさ。

そう言えば、今迄華扇は大鷲で神社に通っていたって事なんですかね。目立ち過ぎないか、と思ったり。家とか正体とか隠しているのに……

さて今回は魔理沙が主役ですね。茨歌仙では珍しく。トレジャーハンター魂をこれでもか、と見せ付けてくれましたが、雪山をなめたらあかんぜよ。あんな格好で雪山に入るなんて…入るなんて…怪しいおじさんに連れ去られるぞ!雪ん子魔理沙かわいいです!!

帚木伝説は初耳ですね。と言うかまた信州の伝承ですか。この間の送り犬もそうですが、どんどん自分の中で幻想郷=信州と言うイメージが付いていく。今度旭将軍でも出したらどうでしょうか?

今回で少し気になったのが地蔵の言葉に反応する華扇ちゃんですね。地蔵は閻魔様の下積み時代な訳だから、その辺を想起したのかな。彼岸や鬼との関係早く明らかになるといいな。

2012年2月5日日曜日

裏の裏をかく

うっほほ~い、もう日曜日だ。
今週も感想遅れてしまったよ……

そゆ訳で今回も簡潔に「センゴク天正記」感想でも。


一斉に攻め寄せる羽柴軍。その対応を部下に任せ、経家は敵の真の狙いを考えるのだった。

そして導きだした答えは雁金山。そこを取ることこそ羽柴軍の真の目的と推測し、北西に軍を集める。

しかし、羽柴軍にもう一段階真の狙いがあるのだった。


三行で済んだけど大体こんな感じ。

経家は本隊が動く、と考えておりましたが雁金攻撃隊は宮部継潤が担当でしたね。だとすれば羽柴本隊はどう動くのか……敵が雁金山方面に動くと考えればそれとは逆方向になりますが……はたして…

今週も権兵衛の出番は多くはないですね。取り敢えず吠え役は全うしたみたいですが…もしや他にも何か命令を貰っていたりするのかね。


話は変わるが、今週のカイジは驚いたね。まさか和也が本当の番号教えるとは。
てっきり、嘘の番号かと思ったよ。それにしても、ようやく和也との勝負に入れるね。