2015年7月19日日曜日

覚醒の時

 今週のヤンマガ、土曜発売だった……


 と言う訳で、まずは先週のセンゴク一統記の感想。


 秀政はこのまま何もぜずに撤退はすべきでは無いと考えた。
 折しも敗残兵が秀政の陣まで逃げてきたので、彼を案内役とし、敗走した三好隊と合流して徳川軍に攻撃する為に桧ヶ根に潜伏する。

 物見の報告から、家康本隊が動いている事を知ると、千載一遇の好機とし、家康の首を狙う事とする。

 まずは、現れた先遣隊の榊原に奇襲を掛ける。
 康政はこの奇襲に対処出来ず、兵を退却させるしか無かった。それに乗じて追撃をする秀政。このまま、家康本隊に攻撃を仕掛けると思われた。

 数里追撃をした秀政の目に写ったのは朝日に輝く金扇の馬印だった。家康の本隊である。また、耳には鬨の声が聞こえた。

 秀政は家康本隊を目の前にして退却の命を出す。
 無論、配下の者は耳を疑い、何故と訊く。
 一つは、先遣隊に勝利した事で、叱責も少ないだろうと言う事。一つは、家康本隊に一切の動揺が見られない事。最後に、敵の陣容が判らずにこちらの陣容がバレている事。

 それらを理由に、秀政は退却する。

 そして同時に、秀政は家康の底知れぬ才を感じ取っていたのだった。


 と、言う訳でこの戦いで数少ない羽柴方の勝利ですね。
 秀政は才人だからこそ、家康の才を見抜いたって感じかな。
 兎も角、これで中入り部隊は半壊。残りは池田、森の両隊。いよいよクライマックスって感じですね。


 
 そして、今週のセンゴク一統記の感想。


 岩崎城を落とした恒興の元に、徳川軍が攻撃を開始した報が入る。
 恒興は、森隊と共に北上。長可から、すでに三好、堀の両隊が撤退した事。そして家康が出陣している事を知る。


 徳川軍と池田、森隊は仏ヶ根で遂に対陣する。
 ここで家康の首を取れば、それまでの失敗を取り返し、今迄織田家中で後塵を拝していた池田、森の両家の名を高める事だ出来る。
 恒興は奮起し、右翼の嫡男元助と共に、敵左翼井伊直政に攻めかかる。
 直政の部隊は、赤備え。その多くが武田の旧臣であった。直政は何時もの様に、木俣に全軍の指揮を任せると最前線に立って戦うのだ。
 だが、直政の乗る馬が池田隊の気迫に圧されてしまった。

 長可の前面は家康本隊であった。それは恒興が家康の首を譲ったと言う事だった。
 長可はそれに感謝し、家康本隊に突撃をする。

 狼狽する、本隊の兵士達。たが、家康は静かだった。彼の脳裏には、彼が名将と敬う、義元が、信長が、そして信玄が過る。
 家康は、静かに言う。林の様に、そして山の様に動かないと。そうして、魔を、勝利の為の糸口を見つけるのだと。
 家康は悟る、今、学びの境地に達したと。家康覚醒の時である。


 と言う訳で、開戦ですね。
 奮闘する池田、森。だがそれを上回る成長を見せる家康って感じです。
 それにしても姉川で初登場して時から、かなり家康は成長してますね。そして今回遂に、名将の域に達したって感じです。
 こうやって、家康が成長するってのは中々無いので、新鮮ですね。最初から凄いってのも多いからね。
 さて、この後どう采配するのか、そして秀吉は…期待ですね。

2015年7月12日日曜日

崩れゆく中入り部隊

 今週は中日が勝つことが多くて嬉しいです。このまま最下位脱出して欲しいよ。

 今週のセンゴク一統記の感想。


 秀吉の三河中入り策。
 異例と言える二万の部隊は逆包囲を防ぐ為の動員数であった。
 そして、現地での略奪を防ぐ為に、九鬼水軍を使った海上輸送を試みる。

 家康の出方を見て、包囲網を形成すると言う策であった。

 
 本来なら、池田隊は岩崎城を無視しても良かった。だが池田恒興は岩崎城を攻めたのであった。途上の敵城を攻めるは常道ではあったが……

 
 恒興が岩崎城を攻めたと同時刻に榊原康政らは白山林の三好信吉を急襲する。


 家康は、中入り部隊の各武将の序列が定まって無い、と分析する。
 その前後を足止めする事によって第二、第三部隊を立ち往生させる策に出たのだった。


 最後尾の総大将三好信吉の部隊は敗走する。信吉は自身の馬が見つからず、家臣の馬を借りての逃走であった。

 その頃、第三陣の堀秀政は銃声を聞き、前後に物見を出していた。そして、総大将の敗走を知る。
 家康の罠に嵌った事を悟った秀政は、決断を迫られていた。


 家康しゅごい、って感じの回でした。
 この辺は秀吉の地盤が完全に固まってない事を見越しての分断策、ですね。
 後は、秀吉本隊の動きですけど……どうなるかな?

 そう言えば、秀次の馬の件。最初は可児才蔵に借りようとして断られたんでしたっけ。
 出番ありませんでしたね。と言うか、第一部以降全く出てないからね、彼。

2015年7月5日日曜日

長久手戦

 開幕前は、最下位予想に憤ったが、本当にそうなりそうな気配がします。

 ……うん、来年に切り替えていく。



 今週のセンゴク一統記の感想。

 睨み合いの中、手持ち無沙汰になった忠勝は康政の陣にだべりに行く。
 そこに忠次が現れる。彼は家康が射った的を持ってきて、その割れ具合から心の中は平静であると、二人に言う。


 遂に秀吉は三河中入り作戦にでる。三方ヶ原の再現も狙ったこの作戦、故に秀吉は態と情報を漏洩していた。


 そんな中入り部隊を家康は庶民に変装して物見する。
 総大将は三好信吉。恐らくこの戦の先を見据えての抜擢だろうと家康は推測する。
 そして、そこに付け入る隙があった。
 家康は総大将、信吉の首を取ることに賭けるのだった。


 徳川軍は遂に小牧から出陣する。
 最初に中入り部隊に攻撃を仕掛けたのは岩崎城を守備していた丹羽氏重であった。
 彼は中入り部隊を足止めする捨て石だった。だが、この戦いに賭け、別働隊で動いている兄である丹羽氏次の武功を願う。

 後方の総大将、信吉はその重圧に戸惑ってもいた。そんな彼の元に氏次を始めとする徳川軍が迫って居た。


 よくよく考えてみれば、ここで秀次を討ち取っていたら家康の天下取りは頓挫して居たかもしれない。
 それだけ秀次事件は豊臣政権を弱体化させたんだよなぁ、と。

 で、秀次ですがあんまり有能そうでは無いですね。まぁこの時期はまだまだな人ですからね。もっと先なら違った感じになりそうです。


 さて、秀吉の中入り策、そして死中に活を求める家康。なかなか面白くなって来ましたね。