成人の日の事をすっかり忘れていた。
と言う訳でまずは先週のセンゴク一統記の感想。
二つの砦を落とした佐久間の元には続々と投降者が現れる。
これで柴田軍の勝ちかと思われた。
だが、秀吉の到着により勝勢で有ったにも関わらず士気は逆転してしまう。
退却するか、迎え討つか。盛政は決断を迫られていた。
盛政は秀吉を過小評価などして無い。むしろ恐ろしいと思っていた。
秀吉が創る世は、理知的な世であり。自分のような熱き将が生きられる世か疑問を抱いていたのだ。
結局、盛政は退却を選択する。それは、嘗て権兵衛から言われた「生き残れば何とかなる」その言葉を思い出したからだ。
だが、秀吉はその時を待っていた。
盛政が退却すると同時に、追撃の命を下す。結果、佐久間隊は散々に打ち破れた。
そんな柴田軍に追い打ちを掛けるかのように、前田隊が賤ヶ岳から退却を始めたのだ。
秀吉の到来で一片に戦局がひっくり返りましたね。流石と言うべきか。
引田の時に明算が言った、権平達が秀吉では駄目だ、と思った理由がこの、熱く生きられないって事でしょうかね。確かに、信長の下克上の熱とは真逆だしね。
これで次回は盛政討ち死にかな?と思ったけど違った。
今週のセンゴク一統記の感想
堀秀政の砦を攻めあぐねていた勝家。玉砕覚悟で力攻めすべきとの進言も勝家は退けていた。
だが、佐久間隊の敗走の伝令を受けると遂に覚悟を決め、最期の力攻めに望む。
自ら陣頭に立ち砦を攻める勝家。一方、秀政は戦後の事を考え勝家を鉄砲で撃たぬ様命じる。と同時に勝家は両者の遺恨を無くすために戦っているのではと感じた。
勝家は当然信長より年上だ。信長でさえ年で衰えた、勝家もまた然りであった。
その事を利家は誰より知っていた。秀吉の誘いに乗ったのも、勝家から重荷を降ろそうと考えたからでもあった。
徐々に足が動かなくなり、声が掠れ始める。
それでも攻め上がろうとしたが、遂に膝を着いてしまった。
見上げれば月光に照らされる若き秀政が見えた……
終わりを覚り、遂に勝家は退却するのだった。
少し悲しかった。考えてみれば勝家だって衰える訳なんですよね。
こうなると、戦前の利家と秀吉の会話が意味深になりますね。あれは利家、秀吉だけでなく勝家も指していたと。少なくとも利家は勝家を思い出したんだろうと。
とうとう、一つの時代が終わり次の時代へ移る時が来た。という感じの回でした。
勝家の最期は再来週かな?盛政の事もあるし。
賤ヶ岳編もいよいよ残り僅かですね。