2011年11月1日火曜日

ある意味出張版

この前のドラフトは凄かった。
日ハムさんの勇気に敬意を表する!!


そんな前フリとは関係無く今月の三月精の感想を

第16話「人を喰らう獣」


闇夜に響く咆哮。木々を揺らし一匹の獣が森を走っていた。

人里近くに姿を現した獣、それはヤマイヌであった。
すでに襲われた人もいた。人を喰った獣は妖怪化する。このまま放って置けば危険である。

何とかせねば、と思った華扇は霊夢にこの事を伝え注意を喚起するのだった。

そんな二人の遣り取りをこっそり見ていた三妖精、これは恐ろしいとヤマイヌ対策を考案するのであった。
ルナチャイルドは提案した、水入り一升瓶で殴りつける事を。
スターサファイアは提案した、鈴を鳴らして練り歩く事を。
サニーミルクは提案した、蚊取り線香、柊の葉、炒り豆、お札、藁人形数撃ちゃ当たるとばかりに。

万全(?)のヤマイヌ対策をしたチンドン屋三妖精退治する為に森を賑やかしく歩くのだった。


さて、処は変わって博麗神社。妖精の賑やかし百鬼夜行と擦れ違い神社に来た魔理沙。霊夢と話す内容はやはりヤマイヌの事。何人かの人間がやられ、妖怪化するのではと二人は懸念する。
とまれ、以前来た華扇は「何とかする」と言っていたので何とかなるのだろうが……

さて、ヤマイヌ退治に向かった三妖精は遂に件のヤマイヌを発見する。
大きく裂けた口、短い四肢、黒く円らな瞳、丸っこい体、これこそが人を襲い喰らったヤマイヌ!!
……では無い。どう見ても子犬である。おそらく豆柴だろうか。
だが、凶暴なヤマイヌと思い込んでいる三妖精は果敢にも勝負を挑む。安心して人間に悪戯できる世を目指して。
が、駄目。哀しいかな彼女等はか弱い妖精。ヤマイヌ(仮)の鋭い(かもしれない)一声で退却の二文字しか無くなってしまうのであった。
しかし、そんな彼女たちの元に救世主は現れた。子犬を抱き上げ、彼女等を呼び止めたのはそう、片腕有角の仙人、茨木華扇であった。

彼女のお陰で三妖精の誤解は解けた。では、当のヤマイヌはどうなったかと言うと……すでに華扇が何とかしたとの事。
華扇がした事、それは人を守る妖怪と変化させる事であった。
ヤマイヌを見つけた華扇は得意のお説教で諭し、導き妖怪「送り犬」へと変化させたのだ。


これでヤマイヌの脅威から開放された三妖精、同時に人間も開放された訳なので増々悪戯がしやすくなったと意気揚々と喜ぶのであった。


が、駄目。全くの見当違いであった。
送り犬は人間を守る妖怪。当然ながら人間に悪戯する妖精は敵なのである。
結局、脅威は消えぬまま送り犬に追い掛け回される三妖精なのでした。


まさかの華扇ちゃん登場!!!!
ウォぉぉぉぉ!!!私は、私はァァァァァあああ!!!!!

余りの予想外の事で変なテンションになっちまったZE!
その位驚きましたよ、まさか来るとは思いませんでしたし。出版社の壁を超えて出るなんて。
これは茨歌仙に三妖精が出ることに期待ですね。

さて、今回は珍しく霊夢魔理沙が脇って感じでしたね。最近、三妖精が脇ってのが多かったし。それともう一つ、ゲストと直接関わったのも。
そう言えば、華扇ちゃん三人の事を妖怪って言っていたけど、誤植なのかそれともアリスの時みたいに三妖精が見栄を張ったのか……単行本が出れば少なくとも誤植かどうかは解るよね。
もし、三妖精の嘘が見抜けなかったとしたら……。羽があるしちっこいしで気付けないのかな……
そんな鈍い華扇ちゃんも大好きだァァァアァッァアl!!!!

送り犬の事は少し聞いた事があります。ただ、どうしても狼の事が頭を過ぎってしまう…
それにしても、人を守る妖怪がいるとは。基本人間と妖怪は対立関係にあるから珍しいですね。まぁ、華扇ちゃん自体…ゲフンゲフン…兎も角、命蓮寺とか霊廟の人たちと絡めそうな設定が出てきましたね。今後、このネタが発展すれば面白そう。


ちなみに、犬の妖怪と言えば犬神ですね。どちらかと言うと式とか術ですが。
まぁこれは人間が作るもので、しかも作り方がえげつない。それだけに強力な呪術ですが。
後、サトリとかも犬の妖怪だっけ?狢だっけ?まぁ兎も角何時かえげつない犬の妖怪が出てくるのを期待してます。

それにしてもあの子犬かわいい。そんな子犬に怯える三妖精はもっとかわいいです。
今回の見所はあの一頁です!誰が何と言おうと最高の一頁です!!

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