2012年7月9日月曜日

天下一統への序曲

遂にセンゴク第三部、一統記が始まりました。
これがセンゴク最終章ですよね。まだまだ、先は長いけど。

兎にも角にも、「センゴク一統記」の感想でも。


仙石権兵衛は境目七城の一つ冠山城を攻めあぐねていた。
そんな陣中に現れたのは伊賀者であった。
仕事を探しに来たのだが…先年の伊賀の乱の為何処の隊も雇ってくれなかったのだ。
暗殺、裏切りの可能性あり、と何処の隊も拒否したが権兵衛は彼等を向かい入れた。

とは言え、家中は火の車。秀吉陣まで伊賀者を連れ立ち、城を落せたらそこにある刀を羽柴様から貰う、と言う。が、伊賀者は別の事を考えていた。要人暗殺お手の物の忍者をこんな所まで連れて来ていいのか、と。
そう尋ねると権兵衛は、ほうこの独鈷でか、と伊賀者に見せた。それは彼が懐に隠していた独鈷であった。流石は裸の要人を警護する湯山奉行。伊賀者は感服するしか無かった。

さて、伊賀者を加えて冠山城攻めが始まった。伊賀者の策は水源立ちであった。城内の井戸を枯らせての水攻めである。

伊賀者達は城に繋がる水脈を発見。これを掘り、断ち切る事にする。
水脈に見事に当たった。だが、予想以上の水量により逆に仙石隊が水攻めを受ける。
その上、水を止める為に兵糧を使ってしまった。

失敗である。だが、こんな事でへこたれる権兵衛では無い。引く事も出来無い今、やることは一つ。
水脈を辿っての水の手攻めである。

水源立ちの失敗を返上する為に仙石隊は冠山城に攻め入るのであった。


と、言う訳で境目七城攻めから開始です。
権兵衛は相も変わらず、と言った所ですね。信用してる訳では無いが、やれる事はやってやろうって感じですか。

失敗→挽回は権兵衛のキーワドですから今回もそこからスタート。
失敗する事で伊賀者とも心を一つに出来て、結果オーライ。正に雨降って地固まる。
この彼の大失態をどう描くか、そして挽回まではどうするのかも楽しみです。

今回は秀吉、信長共に出ませんでした。次回秀吉、次々回信長、ですかね。二部の時を考えると。
何方にせよその時まで(作中で)2,3ヶ月余り…どうなるか楽しみです。

それと、家康の出番はどうなるんだろう。少なくとも前日には登場でしょうが…
伊賀越は無さそうだけどね。


さぁ、遂に来ました第三部。戦国の終焉と権兵衛の大失敗から大挽回を楽しみにしています。

後、外伝で関ヶ原戦記描いて欲しいです。どう考えても小田原→天下一統→おしまいだもんね。

0 件のコメント: