2011年7月19日火曜日

決起の鐘が鳴る

 ちぇんごくの単行本、スルーしようかと思ったけど描き下ろしや加筆があると聞いて買っちゃいました。
読んで改めて思ったのは、本当に勉強になるな、と。
特に権威権力の話は。
これを下地に天正記が描かれているんだな、と。


今週の「センゴク天正記」は正にそれが解る回でした。
それでは感想でもでも。

三木を下し播州平定を成し遂げた秀吉。
上杉に、毛利に対し優位を獲得した信長、その次の一手は、そして彼の目指す政権の形は……

京での寄宿舎を本能寺に定めた信長。それは対朝廷工作の一つであった。
彼の野望、それは朝廷、寺社、幕府の三大権力を呑み込む事であった。
幕府権力は既に呑み込んだ、朝廷権力には布石を打ち始めた、そして寺社権力は後一押しで呑み込める所まで来た。
故に彼の次なる一手は本願寺。
十年の間戦い続けた宿敵、顕如との因縁が今決着する。


まさかの本願寺編です。
まぁ確かにセンゴクでの本願寺は対信長の要でしたからね。
余り描かれない石山合戦、その最後がどう描かれるか今から楽しみです。

そして、信長の朝廷に対する意識だが……まぁ、ある意味よくあるパターンだね。
この辺りはちぇんごく読むと解ります。有名無実となったものを廃そうとしているのですね。
と、なるとやはり絶対的君主になろうとしているのかな。この辺りもありきたりと言えばそうなるけど……
それにしても、この事に光秀は賛成している訳だが、そうなると増々本能寺の変で謀反した理由が解らなくなります。この段階でも信長の一番の理解者ですし……
はてさて、どうなることか。作中時間で後二年、楽しみですね。


あと、本願寺側に権兵衛の曾ての家臣がいたり、想い人がいたりして笑った。
そう言えば本願寺はあまり権兵衛達と関係無いがどうするんだろう。まさか殆ど出番なしとか!?
主人公ェ…

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