2019年3月17日日曜日

呆気ない幕引き

 今週のセンゴク権兵衛の感想。

 遊撃隊を登らせた後、それに続き権兵衛達も土塁を登る。
 登った先には堀。その底には何人もの兵が落ちていた。それを見て部下達は先を急ぎ武功を立てようと言う。しかし、権兵衛は助けるのが天命と言いはしごを持ってこさせる。
 藤兵衛らはその命を支持し、仙石隊一丸となって仲間の救出に乗り出すのだった。

 堀を越え、出丸に侵入した渡辺率いる遊撃隊は三ノ丸方面へと進撃する。しかし木戸口の守りが固く、撃退される。守る松田康長は、大きな声で兵を鼓舞していた。

 だが、状況は悪かった。北条氏勝は松田を呼び、援軍を頼む。搦手から侵攻する徳川軍が精強だからだ。松田は快諾し、その上で言う。氏勝に逃げるようにと。
 松田は、大軍ゆえの油断を期待したが、その様子はまるで無い。このままでは半日も持たないのが彼の見立てであった。氏勝はその提案を受け入れ、城を出る。そして松田は城と運命を共にするのであった。

 一見、無謀に見えた秀次の力攻めは成功した。歴戦の将達が容赦なく、連携をして城を攻める。
 中村隊が城内に侵入。搦手を攻める徳川軍に対して兵が集中する。この兵の移動に紛れて遊撃隊が二之丸まで侵入に成功した。
 豊臣軍諸将が攻め立てる中、秀吉は精鋭の黄母衣衆を投入する。
 松田康長は討死し、狂騒の中引き鐘がなる。難攻不落の堅城、山中城は僅か半日で落城したのだ。それは豊臣の強さを知らしめるに十分過ぎる事であった。
 しかし、犠牲も多かった。敵味方で二千近くも死亡したのであった。

 そんな中、味方の救出をしていた権兵衛は武功無しで終えたのであった。


 色んな意味でエゲツない、物量作戦で山中城は落城したました。そういえば、紀州辺りでもそうでしたね。というか、そこが物量作戦の嚆矢にしてましたね。

 十分過ぎる戦果を上げた豊臣軍。次はそのまま小田原攻囲ですね。その後は支城の戦いも描くのかしら。と、言うか権兵衛の活躍はどこで描かれるのか。色々と気になる事が多いですね。
 あと、家康とどこかで対面するのかな?次回以降も楽しみですね。

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