センゴク権兵衛、今週号は休載でした。
ので先週号の感想を。
古溪和尚が権兵衛を呼んだ理由。それは、神子田の首を見た後、権兵衛が「秀吉が暴君と誤解されたしまう」そう言っていたのを偶々聞いていたからだ。
権兵衛曰く。上に立つ以上苛烈な判断も求められる。だが、下の者は色々と好きに言う。それは自分がそうであったように。
古溪は言う、権兵衛は上と下、それぞれの事情を知ることが出来た。それは幸いだと。
そして秀吉は、未曾有の出世を遂げた故に下の者のことを知らないのではと。
権兵衛は言う。信長が存命の時、秀吉は出世する為にがむしゃらだったと。
古溪は問う。なら、今秀吉は何の為に動いているのか。
権兵衛は思い出す。お天道様にせっつかれている、そう言っていた事を。
その言葉に古溪は合点する。お天道様を世間とすれば、秀吉が世間を支配し、世間は秀吉を求める。しかしそれが反転すれば、秀吉は滅びの道に進む事になる。
そこまで喋った後、一息入れる。そして権兵衛にこの後どうするか聞く。権兵衛は僧になるつもりであった。だが、古溪は断る。そして、再び大名に復帰するべきだし、そういう運命だ、と言う。
どうやって復帰すると問う権兵衛に古溪は答える。我欲に流されず、自分が正しいとも間違っているとも思わず、縁を辿れば自ずと復帰出来ると。
権兵衛が去った後、古溪は思う。秀吉が欲に誘惑された時、必ず権兵衛が必要になってくる。だからこそ復帰すべきだと。
九州平定がおわった秀吉。彼は早速、博多の整備に取り掛かる。太閤町割りと呼ばれる区画整備を行い、ここを対外貿易の拠点とする。
そして見据えるは明の寧波。東西の交易地として栄える港町である。
お坊さんが出ているからか、禅問答って感じでしたね。
秀吉の暴走を止めるのに権兵衛が必要とは。まぁ、これまでの事を考えるとそうだよな、って感じですね。
権兵衛の大名復帰と言う事はこの後どっかで家康が出てきそうだけど、どうなるのかな。そもそも北条も出てないし。
で、その秀吉は博多から世界へ目を向けてますね。堺の商人が若干嫌そうな顔してるのは気の所為では無いですよね、たぶん。
さて、小田原討伐までどう話が展開されるか、楽しみですね。
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