2017年11月12日日曜日

それぞれの決断

 今週は休載だったので、先週のセンゴク権兵衛の感想になります。


 退却を決めた権兵衛。そこで次の字は組織的な退却を進言する。しかし、権兵衛は最早そんな事が出来る時では無いと考えた。そして、各自思いのままに逃げるよう下知するのだった。
 そんな権兵衛を見て次の字は愚将だ、と言った。しかしそれでも権兵衛を慕うなら共に逃げよと言い、自分も従った。


 一方、信親は防戦一方であった。はぐれた四郎を探すが、兵より無残な姿となったと聞かされた。
 此処が最期と思ったか、父の信親に逃げるよう兵に伝言を頼む。兵は戸惑うが、自分もじきに逃げると言って兵を行かせた。

 信親は自分は大将の器では無いと言う。それは逃げるべき時を間違えたからだ。
 しかし兵は言う。最期の時にも従う者達がこんなにいると。

 彼らは土佐者の意地を胸に、島津に最期の突撃を敢行した。
 兵の三割がなくなれば壊滅する。そんな中、信親隊は千のうち七百余りが討ち取られた。
 そして信親もまた、討ち取られたのであった。


 権兵衛と信親、対照的な場面ですね。大将は必ず生き残るもの、ってのが思い出されます。
 四郎は……討ち死になのかな。まさか生きてるって事は無いよね。寂しいですね。

 これで戸次川の戦いも終局。権兵衛解任後の九州は簡単に済ませるのかな。
 センゴクの物語も最後が近づいている気がします。

0 件のコメント: