2019年2月3日日曜日

新たな第一歩

 先週と今週のセンゴク権兵衛の感想。

 旧臣を集める為、美濃へと戻った権兵衛。しかし、その事を知らぬ一団が京にいた。
 鷲見藤兵衛達であった。権兵衛に協力する為に集ったのだが、肝心の権兵衛がいなかったのだ。
 京で、高野山の無用ノ介こと岡田平内とも合流したが、依然権兵衛の行き先は分からなかった。

 なんとか、美濃に辿り着き合流出来た藤兵衛達。
 集まった者たちを前にして権兵衛は感謝する。そして、言う。それに報いる為にも一緒に戦をしようと。
 その言葉に皆奮い立った。

 旧臣も新参も皆、戦支度を始める。軍資金は少ないので鎧は修繕して使う事になる。

 藤に手伝って貰い、具足を着ける権兵衛。そして、思い出す、信長が言っていた言葉を。「この時代を好いておる」、権兵衛はその言葉を理解したのだ。


 いよいよ、権兵衛は出陣する。無の旗を掲げ、付き従うは三十騎である。
 そんな彼らが最初に向かうは岐阜城。権兵衛が戦国の世に足を踏み入れた地である。
 
 稲葉山での戦を思い出す権兵衛。生きると言い、我武者羅に戦った。
 そして信長の配下になった。信長の先は光り輝いていて、兎に角それに向かって走っていた。皆が信長に憧れ付き従った。反面、重臣には重荷になったようだが。
 そんな事を配下に語り、次は桶狭間の道を辿る為、清須に向かう。

 清須から熱田神宮に向かい、参拝する。そこで今度は秀吉との思い出を語る。
 最初は好きでは無く、秀吉も嫌っていた。しかし、半兵衛に面白がられ、分かり合い、数多の死線を潜り抜けた。
 そして、その中で秀吉の凄さを実感するのだった。
 常に先々まで見通し、策を巡らせる強かな人物。そして、権兵衛は信長亡き後も考えていたのでは、そう推察する。
 そして、自分が出世したのは秀吉のお蔭であり、その命令を破ったから失敗し浪人になったのだ、そう語る。
 配下が言う、何故命令を無視したか?と。
 権兵衛は色んな理由はあるだろう。しかし、結局のところ稲葉山の頃から何一つ変わってないのだろう、そんな事を言うのであった。

 この昔話も無になる為であった。無になって、新たな第一歩を行く為であった。


 相変わらず、変わってないようで変わったようで変わらない権兵衛ですね。やっぱり変わったのかな?
 戦国を憎んでいると言った秀吉とは真逆の事を思っているのは、少々不安な感じもします。と同時に、秀吉と信長もまた違って来た、って感じですかね。このあたりの不穏な描写は関ヶ原に続くのかな?そこまで連載続くか分からないけど。

 回想しつつ、新たな決意をする権兵衛。この後は家康と会うのかな?まぁ、陣借りするはずなので次回がそうかな?三方原の回想も楽しみです。

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