今週と先週のセンゴク権兵衛の感想。
永禄二年。この数年は干魃や飢饉が相次いでいた。その為氏康は氏政に家督を譲る。
しかし、虎の印判は独断で使わぬよう言う。長尾景虎は三国同盟の後ろ盾にて籠城でやり過ごす。そう考えていたのだ。
だが、翌永禄三年桶狭間の戦いにおいて今川義元死亡。干魃からの復興中、代替わりしたばかり、そんな中での後ろ盾の喪失である。
そう長尾景虎にとっては天が味方したのだ。彼は言う、飢餓を如何にする解決策は合戦だと。
遂に景虎は関東へ出陣する。
関東の民達は禁制を貰うべく、氏政の元に集う。僅かな金を掻き集め氏政に嘆願する民達。その中には小さな子供もいる。氏政は感激するのであった。
その事を聞いた氏康はすぐさま氏政の元に行く。そして、籠城以外認めないと言った。だが氏政は無言で氏康の手を払い除けた。
氏康は例え民を見捨てても法の越度では無いと言う。しかし、氏政は納得できない。
更に続けて氏康は言う。公正や応穏はあくまで統治の為で民を慈しむ為では無いと言う。家祖宗瑞はそうでなかったが、自分たちは家祖に遠く及ばない、だからこそ割り切らなければならない。そして言う、その宗瑞に匹敵するのが景虎だと。
関東に出陣した景虎。上野国を皮切りに続々と関東の諸将を味方に着ける。そして沿道の村々を焼き捨ててく。
氏政は涙を流してこの報を聞いた。そして虎の印判の神水を飲むのだった。
一方氏康は村が焼かれた報を聞くたびに顔に傷を付けていった。村一つに付き傷一つである。
彼ら親子は不退転の決意で籠城するのであった。
そうして小田原城を包囲する景虎。北条が挑発に乗らぬと見ると、村焼きをやめさせる。そして今度は小田原城の門の前まで進み、悠然と酒を飲み始めるのだった。
遂に氏政登場ですね。強面ですけど情に篤い人みたいですね。今回の話からすると、秀吉に降伏は出来ないのでしょうかね。すでに虎の印判も使っているし。
氏康は現実路線って感じですね、簡単に情に流されない人ですね。だからと言って納得してる訳では無いので傷を付けているのでしょうね。
そして、景虎。今の所、肩透かしを食らっている所ですね。折角、強いと聞いてきたのに。このままだと失望しそうですけど、まだ分からないかな。次回に期待ですね。
と、若干謙信の過去編にもなって来ましたが、北条過去編この後も楽しみです。まだまだ長くなりそうですし。
0 件のコメント:
コメントを投稿