2018年7月8日日曜日

それぞれの道

 今週のセンゴク権兵衛の感想。


 権兵衛の正室、藤が上京した。彼女が訪ねたのは実家、野々村の家である。
 藤が通された先には夫、権兵衛がいた。
 金子を持ってきた藤。使いの者を出せば十分なのに権兵衛が彼女を呼んだのは勿論理由がある。再び大名に返り咲く事を藤に言う為だ。
 権兵衛は言い淀むが、藤は気づいた。そして、お好きにしなさい、と冷たく言った。
 大名の復帰を支持しない、否定する、と言う。しかし、権兵衛の耳元で囁いた、それが似合っている、と。

 
 茶々は焦っていた。弓馬の道は心得ていても、男女の事はさっぱりで、どう上り詰めたらいいのか解らないでいた。
 自分より上の竜子や摩阿は自分に無いものを持ち、これを乗り越えるのは至難の業。そう茶々は考えていた。
 そこで大野は子宝祈願の為に寺社に籠もり願掛けする事を提案する。しかし、相当な覚悟も必要であると。
 茶々は言う、覚悟だけなら誰にも負けない、と。


 ある日、権兵衛は東寺へと参拝に来ていた。しかし目的はそこではなかった。
 この日、東寺から一里ほどの所に、秀吉が大仏建立の為に現れるからであった。
 人々は東寺までごった返していた。このままでは、秀吉に気が付かれない程の人の多さであった。
 大勢の人の前に秀吉が現れる。すると、皆、次々と平伏していく。
 まさに、頂点を極めし天下人である。



 茶々のあの下りは、秀頼非実子説を匂わせるのかな?まぁ、この時のは秀頼の兄だけどね。
 はっきりとは言わず、そのへん濁らせるとは思う。そのぐらい疑問が残るけれど、物的証拠も無いしね。
 いよいよ、権兵衛は本格的に大名への復帰を模索するのかな。後、茶々の話はどう展開するんだろう。対北条戦までどう話が進むか、楽しみです。

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