2019年11月4日月曜日

合戦の炎

 センゴク権兵衛、153話154話の感想。

 秀吉は堀秀政陣から早川口の攻防を見ていた。そこに堀隊から報告があった。
 それは撤退の報告であり、殿軍の仙石隊が虎口攻めをしている報であった。
 秀吉は権兵衛が死ぬ気であると思った。そして、忠臣の死となり士気も上がる、そう考えた。

 が、当然権兵衛は死ぬ気ではなかった。かつて秀吉が言った、死を越えることが生きると言うこと、その言葉で皆を奮い立たせていた。権兵衛は金ヶ崎を思い出していたのだ。

 総攻撃を求める北条兵。しかし、正厳は敵の思惑が付け入りと見抜いていた。外枡に造兵し、横矢にて射ち崩そうとした。

 指揮を本間に任せ、権兵衛と才蔵は前線に立ち、槍を振るう。
 そんな中、妙算は敵将を狙う。盾を背負った、渡邊中野青江の三人に敵将の抑えを委ねる。
 混戦の中、権兵衛と才蔵は息を合わせて戦い押していく。
 それを秀吉は驚きの顔で見るのだった。すぐに戦況を分析し、思い直す。
 権兵衛が死ぬつもりでなく、付け入りするつもりだと。

 外枡の兵が戻り始めた。しかし、権兵衛達も後詰が増える。突撃の頃合いである。そして、それは外で見ていた秀吉も同様であった。そして秀吉は懐かしい合戦と述懐するのだった。
 秀吉の思う時と同じくして、仙石隊は突撃を掛ける。先制は仙石隊の五人、槍を飛ばして敵の鉄砲斉射を止める。
 妙算が威嚇発砲をする隙に盾を背負った三人が敵将に迫る。足止めしている間に才蔵が敵将に相対する。
 鷲見親子の元に飛んで来たのは敵将の首。二人は将が討ち取られた事を大声で叫ぶ。
 指揮する者が討たれ狼狽える処に権兵衛達は更に突撃する。


 仙石隊の面々の活躍もあり、攻勢が続きます。北条方は後手後手に成りましたね。このまま虎口陥落でしょうか?もう一波乱ありそうですけど。権兵衛と正厳の一騎打ちとかありそうですし。
 秀吉は往年の熱が戻って来ている感じですね。この辺が権兵衛の復帰フラグなんでしょうか。別のフラグも立っていたら不安ですけどね。
 いよいよ大詰めって感じです、次回も楽しみです。

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